ジムがザクより強い4つの理由とは。
ジムとは、機動戦士ガンダムに登場する組織、地球連邦軍の量産型主力MSである。
一年戦争時には宇宙反抗作戦等に大量投入され、ジムとボールのコンビネーションで、戦果を挙げてきた実績を作り出す。
宇宙世紀を通して、ジムを改良した多種多様なバリエーションのMSが開発され、長い期間連邦軍の主力MSとして活躍し続けてきた。
そんなジムはMSの先輩であるザクよりも基本的には性能が上とされており、強い理由としては以下の4つが挙げられる。
- ガンダムの遺伝子が組み込まれているから
- ビーム兵器の搭載
- シールド装備
- 量産しやすい
理由①ガンダムの遺伝子が組み込まれているから
一番の理由はこれに尽きる。
こちらの記事にも書いたが、RX78-2ガンダムは対ザク用のMSとして徹底的に研究され開発された代物である。
ジムは一説では「ガンダムモデル」とか、「ガンダムモドキ」が名前の由来と言われるほど、ガンダムの影響を受けて作られていることは明らかだ。
ギレンの野望ではホワイトベース隊のガンダムの戦闘データがジャブローに届くか否かで、ジムの戦闘能力が30%向上するかを決めてしまうというイベント?がある。
このこととからもガンダムの戦闘データを活かした量産型MSとしてジムは配備を進められたのである。
理由②ビーム兵器の搭載
対ザク用のMSとして圧倒的だったガンダムの強さの一因ともなったビーム兵器、これを連邦軍の主力MSであるジムにも装備させることができたことはかなり大きい。
1本だけとは言え、ザクの装甲を溶かすこともできるビームサーベル、ビームライフルほどの威力はなくとも、集団戦法で敵の装甲を穴ぼこにできるビームスプレーガンはジオンにとっては脅威だったに違いない。
MAや水中での使用という制限があればジオン側もビーム兵器は使えたが、主力MSであるザクに搭載することはできなかった。
ゲルググが完成し、量産機にビーム兵器を搭載できるようになったころには、あまりにも戦局は終盤となってしまい遅すぎた。
ガンダムほどでなくとも「ビーム兵器を使える」という点においてジムはアドバンテージを持っていたのだ。
理由③シールド装備
ザクも左肩にスパイクシールドが付いているが、敵からの攻撃を防ぐ目的で使用されることは少なかった。
一方ジムはガンダムの装甲に使われており、ザクマシンガン程度なら弾いてしまう強度を持つルナチタニウム製のシールドを標準装備している。
このシールドで被弾率を下げつつ、敵を攻撃できるため防御にも優れていた。
もっともこれは、ジオンにはザクにビーム兵器を搭載することができなかったということや、ビーム兵器搭載型の量産機の配備が遅かったことに助けられていた点は大いにある。
ザクやドムなどのジオンの主力武装は実弾である事が多く、シールドで対処できたことはジムにとって都合が良かったことだろう。
MAをはじめとするビーム兵器搭載機の前には、あのガンダムですら被弾は避けられなかった以上、一般兵のジムであれば撃墜必至であり、シールドがいかにジムの生命線であったかが分かるだろう。
理由④量産しやすい
上記で述べたようなザクに取ってみれば不利にしかならない特性を、ジムはいくつも持ちながらも、ボール4個分のコストでジムを大量生産してしまえるのだから、連邦軍はどうかしているとしか言いようがない。
ドズル・ザビも「戦いは数だ」と言っていたコスパに優れたジムは、脅威としか言いようがない。
まとめ
ジムがザクよりも強い理由としては、ガンダムの強さを持ちつつ、地球連邦軍の国力のバックアップによる圧倒的にコスパの優れた機体として大量に生産されたからである。
ただし、機体の性能が勝敗のすべてではないため、ザクでジムを圧勝することは当然ありうる。