【機動戦士ガンダム】RX78-2ガンダムはなぜ強いのか?
機動戦士ガンダムと言えば、RX78-2ガンダム
言わずもがな、アニメ放送から40年以上たっても根強い人気があるガンダムシリーズの顔であり、
宇宙世紀におけるガンダム伝説のMSである。
そんなガンダムの強さにはアムロ・レイの活躍があったことは当然だが、
単純に一年戦争時に作られたMSとしても、圧倒的に高性能であった。
なぜそれほどまでにRX78-2ガンダムは強かったのか?簡単にまとめてみた。
徹底的にザクに対抗して作られた機体だから。
ジオン公国軍のMSザクⅡはジオン公国で最も生産され、多様なバリエーション、後継機につながる存在だった。
ルウム戦役で地球連邦軍はジオンのザクⅡに連邦軍の宇宙艦隊をボコボコにされたことがよほど衝撃的だったのだろう。
連邦軍のレビル将軍の主導の元、V作戦が発動され、そこではザクを超えるMSの開発が行われていたのだ。
その結果、ガンタンクやガンキャノンを経て、RX78-1,2,3のガンダムが作り出されたわけである。
RX78-1(プロトタイプ)ガンダムはジオンとの戦闘で大破、RX78-3ガンダムは一説では実戦投入されたともいわれているが消息不明に、
残ったRX78-2ガンダムだけが公式の記録に名を遺すほどの活躍をしたのである。
ザクより強い点1:装甲
ガンダムの装甲は月でしか合成できない合金、ルナチタニウム(ガンダリウム合金)に覆われている。
この装甲はザクのザクマシンガンの弾丸を弾く、あるいはほとんど損害につながらないほど強固である。
この為、シャア専用がガンダムで戦った際も早々にザクマシンガンが無力であることを把握し、
接近戦を仕掛けたり、より火力の高いザクバズーカなどを用いる戦法を取るようになったと思われる。
ガンダムはザクに対して圧倒的な防御力を誇ったが、グフのヒートロッドやジオングのビーム攻撃などでは装甲にもダメージが入っていたため、
ザクに対しては負けないという点にこだわって開発されていたのだろう。
(ザク以上のMSが出てくると想定しなかったか、想定してもそれまでに連邦軍の戦力を立て直して数で攻めればいいと思っていたのか、真相はわからないが。)
ザクより強い点2:武装
ザクの武装は基本的にはザクマシンガンやザクバズーカなどの実弾兵器が主である。
一方ガンダムは武装もザクとは大きく異なり、ビームライフル、ビームサーベルなどのビーム兵器を主兵装とし、副武装としてバルカン、状況に応じてバズーカを用いていた。
当時の連邦軍のビーム兵器開発の技術は、ジオン公国軍のそれを上回り、その集大成がRX78-2ガンダムの武装に集約されたのだ。
ガンダムのビーム兵器は大抵ザクを一撃で撃破してしまう威力であることからもわかるように、化け物じみたMSとしか言いようがなかった。
ザクより強い点3:コンピュータ
ガンダムのザクよりも勝る点としては学習型コンピュータが内蔵されていたことも大きい。
戦闘データを蓄積し、機体自身が経験を積んで強くなる。
また、一年戦争時のRX78-2ガンダムが強くなれたのは(機体にとっては)恵まれた環境だったということもあるだろう。
まずは想定敵のザクⅡ、次にシャア専用ザクⅡと続き、
「徐々に」強敵と戦うことになった状態であり、敵もエースが多くなっていろんなパターンを学習できたこと。
(もし初戦が黒い三連星とか、グフとかなら詰んでいたかも?)
同性能のゲルググなどと戦うころには機体に蓄積された経験値だけでなく、
初戦では素人だったアムロのニュータイプへの覚醒も加わり、機体の性能以上の能力を発揮し、
ア・バオア・クーでジオングと戦うころには、
もはやアムロの方がガンダムよりもオーバースペックになってしまうほどの、
優れた操縦者(自身が経験を積めたこと)にも恵まれた点は大きい。
ホワイトベース隊がシャアに襲撃されず、正規のパイロットがRX78-2ガンダムに乗っていたら、後の宇宙世紀時代にこれほどまでの影響は残さなかったであろう。
(そういう意味ではジーンが、ガンダム伝説の裏の立役者なのだw)
もしくはシャアの襲撃がサイド7出港後のホワイトベースを狙っていたら、シャアにガンダムはやられていたかもしれない。
まとめ
RX78-2ガンダムが強い理由は、ジオン公国軍の主力MSザクを圧倒的に超える性能だったから。ということになるだろう。
ザクの攻撃はほとんど効かない装甲、
ザクを一撃で倒せる武装
経験を積んでザクよりも強くなる知能(コンピュータ)+ガンダムが経験積みやすい環境(敵MSや操縦者など)
のいくつものザクを超える要素があったからこそガンダムは宇宙世紀に名を残したのである。