ガンダムシリーズの戦艦が弱い3つの理由。
ガンダムシリーズの戦艦といえばホワイトベースをはじめ、MSを搭載し連携を取りながら戦うことが多い。
それ故に部隊の中心的存在であり、重要視されるべきなのだが、いかんせん弱い。
宇宙戦艦ヤマトやマクロスシリーズなどの戦艦に比べ武装も弱く(種類や武装が少なく)バリアなどを備えているものも決して多くはない。
なぜガンダムシリーズの戦艦は弱いのだろうか?今回はそれについて考えてみることにした。
- 理由①MSという存在があるから。
- 理由②ミノフスキー粒子の存在
- 理由③Iフィールドなどのバリアを搭載していることが少ない。
理由①MSという存在があるから。
もはや元も子もない話だが、やはりこれが最大の理由だろう。
「機動戦士ガンダム」というタイトルが示すようにガンダムつまりはMSが主役級の活躍をするのであり、仮に戦艦はパイロットたちの過ごす場、生活における中心的な場所になりえたとしても、作品という位置づけにおいては「脇役」にならざる負えないのだ。
その最たる例がゲームやガンプラなどの商品化である。
ガンプラでは当然の様に売上ランキングや商品ラインナップでもガンダム系MSが上位を占め、戦艦はMSに比べて数もバリエーションも少ない。
これはゲームにおいても同じ。
ガンダム系のアクションゲームでは当然の様にMSが活躍し、一方の戦艦は、サポート役だったりMS達が戦う背景と同化していたり、ひどい時には登場しないということは非常に多くある。
あと、ガンダムシリーズの中で戦艦が主役のタイトルの物があっただろうか?
外伝ですらその様なものは存在していない。
理由②ミノフスキー粒子の存在
特に宇宙世紀のガンダムシリーズの戦艦が弱い原因はまさにこの存在も無視できないだろう。
ジオン公国がMSで圧倒的な戦闘力を誇り、連邦の大艦隊を無力化した粒子である。
これはガンダムシリーズの作品の方向性を定める決定的要因となり、「ガンダムにとって戦艦は永遠の脇役、戦艦は(MSやMAに比べて)弱い」という宿命を植え付けることとなったのである。
理由③Iフィールドなどのバリアを搭載していることが少ない。
ガンダム世界の戦艦も火力面では、MSを圧倒することも多いが、上記で述べた理由もあり、その防御面ではMSに依存することも多い。
Iフィールドなどのバリアを展開できれば、防御力も上昇するはずだが、作品全体を通してその数は少ないように思われ、このことが相対的にガンダムシリーズの戦艦を弱いものにしていると言えそうだ。
Iフィールドであればジェネレーター出力的には戦艦に搭載できそうだが、様々な理由から搭載している艦は限られている模様。
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まとめ
機動戦士ガンダムという作品のという作品の方向性がガンダムをはじめとするMSを活躍させることを決定づけてしまっている以上、戦艦が主役になりえることはあり得ず、他の作品に比べて戦艦の性能が劣ることはやむ負えない定めなのである。
それでもガンダムシリーズにおいて戦艦の存在はパイロットや人間関係を描く場として必要不可欠なことは多いため、その必要性は依然としてあり続けるものだといえるだろう。