ドラえもんが「押し入れで眠る」3つの理由!!
ドラえもんと言えば、のび太の家で居候をしている22世紀のロボットである。
そして彼にはロボットなのに睡眠が必要であり、それはのび太の家の「押入れ」で行われているのだ。
ここで一つの疑問が湧く。いくら日本が、いや日本の住居が狭いとは言え、ドラえもんはのび太の両親も認める「公認の居候」である
それ故に、「ドラちゃんの寝床も用意してあげなきゃ。」とママ辺りが用意しそうなものだが、なぜかドラえもん寝室は用意されていない。
もちろんのび家に居候が一人で部屋がないという事もあるのだろうが、結果として押し入れで眠るというのはどうなのだろうか?
今回はその辺りの理由についていくつか考えてみることにした。
押入れ快適だった説!!
画像出典:https://blogs.yahoo.co.jp/hitofumi300/9634959.htmlより
ドラえもんは上の画像にもある通り、暑さ寒さが苦手である。
特にロボットという性質を考えれば熱のこもる夏は最悪に違いなく、熱帯夜だと悪夢を見ることになりそうだ。
そこでドラえもんがのび家で寝床を確保することになった時、最善の場所は「押入れ」と言えそうなのだ。
押入れの大きな特徴としては家の中でも「気温変化」が少ないことが上げられる。
この特長を生かし人によってはワインの保管場所として用いる人もいるため、
工夫次第では下手に部屋で寝るよりも夏場は涼しく、冬場は暖かく過ごすことができると思われる。
暑さ寒さに弱いドラえもんにとってのび家の最善の場所は「押入れ」だったのだ!!
(とは言えドラえもんの嫌いなネズミの出る確率は部屋より押入れの方が高そうだという疑問が残るが、
ネズミというリスクを抱えても「快適さ」にはかなわないのかも。
もしくは高床式倉庫の例から考えるとネズミは上ってこないのだろうか……?)
ドラえもんはネコだから説
画像出典:Flickrより
言うまでもなくドラえもんは「ネコ型ロボット」でありネコの性質は所々で見られる。
(ネコの相談に乗ったり、ネコのミーちゃんを口説いたりなど)
それ故に狭いところが大好きなネコの性質も受け継ぎ、
狭くて暗くて、普通の部屋より高い位置にある押入れは
ネコ的な本能として魅力的であり、ドラえもんは寝床に選びたくなったのではないだろうか?
また、ミーちゃんをはじめとするネコをのび家に招待することがあるとしたら、
「押入れならば安全に会うことができる」という算段もあってのことなのかもしれない。
(のび太のママ辺りが近所のネコを連れ込んだら騒ぎそうだし。)
のび太への配慮説
画像出典:Twitterより
押し入れで眠るという行為は実はのび太へのドラえもんなりの配慮なのかもしれない。
のび太の部屋は資料や媒体にもよるが、6畳ほどの広さであり、のび太とドラえもんが2人で布団を敷いて眠っても決して眠れないことはない。
しかし、本来いるはずのない(未来から来たため)
ドラえもんという事はのび太にとっては「いずれはいなくて当然」な状況であることに慣れて欲しいのかもしれないし、
のび太のプライバシーを配慮する結果として押し入れに落ち着いたのだろう。
また、上記の画像のように、アイドルのポスターを押し入れで貼っているという事は、
ドラえもんのプライベートな空間としても、(贅沢は言えない中、個室確保したいという思いがあり)押入れを使いたかったのかもしれない。
画像出典:ボケて(bokete)より
ちなみに一説ではドラえもんが押し入れで眠るようになった背景には、原作者の藤子F先生がA先生アパートで共同生活をしていた際、
片方が徹夜でマンガ描く時、もう片方は邪魔にならないよう押し入れで寝ていた(寝るには部屋が狭かったためとも)という配慮が
反映されたためとも言われている。
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まとめ
ドラえもんが押し入れで眠る明確な理由は不明だが、
・押入れは案外快適だから(ネズミは怖いけど。)
・ネコの本能的に押入れが魅力的だったから
・ドラえもんののび太への配慮(原作者自身の配慮の経験から)をしたため
と考えられそうだ。
些細なことかもしれないが、押し入れ1つとっても興味深いものである。