【こち亀】警視庁ロボット課についてまとめてみた!!
こち亀連載終了。
こち亀連載40周年、単行本200巻の節目を迎え、先日、秋元治先生はその連載を終了すると告げた。
ジャンプを見れば、いつでも『こち亀』は有り、両さんがいるのは当たり前だった……。
画像出典:www.youtube.comより
そんな、こち亀の警視庁にはユニークな部署やキャラクターが数多く登場するが、今回はロボット警官たちが活躍した捜査8課、ロボット課についてまとめてみることにした。
こち亀 警視庁ロボット課のロボットたち
開発001号
画像出典:www.videx.jpより
警視庁が1億円かけ、開発したロボット警官1号。
外見は、人形玩具「G.I.ジョー」を等身大にした姿。
高い記憶力と計算能力、鋼鉄のボディで頑強。
ただし、部品は真空管や旧式のフロッピーディスクや昭和時代の電気部品を使用しており、部品の入手が困難で修復は難しい。
両津が私用で酷使したことでに故障し、近所の電気屋で修復を試みるも失敗し破損。
その後、両津が001号の姿に変装するが、大原に事情がばれて、両津は001号の姿のまま本庁に戻されるのだった。
しかし後日、(後述の)ダメ太郎により修復され、002号や003号と共にロボット派出所で勤務している。
アニメ版では「30年の歳月と50億の巨費」で開発され、ON/OFFのスイッチは股間ある。
両津にバイトのため酷使されたことで、オーバーヒートを起こした。
その後、両津が001号のふりを始めたが、真相を知らない大原以外の派出所メンバーはそのフォローを行った。
そして、視察に来た警視総監に優秀さを認められたことで、宇宙派出所への異動となる。
これには両津も観念し正体を明そうとするが、
ある火災現場で出来事により、マスクを熱膨張で取れなくなった上、真実を知った大原と屯田により、無理やり異動させられたのだった……。
コメント:
警視庁のロボットへの無頓着ぶりは異常である。
性能は良いのだろうが、メンテナンスに手間がかかる材料で作るあたりどうなのだろうか?
所詮はお役所仕事なのかも……。
アニメでは30年も開発にかかっており、30年あれば、もっとましなものが開発できそうな気もする。
両津は相変わらず自業自得だが、彼なら宇宙でも酸素なしで生きられるだろう。ゴキブリ以上の生命力だし。
開発002号
画像出典:https://twilog.org/akmk2/month-1508/より
警視庁が30万円で開発した交通機動隊用のロボット警官2号。
両津による開発001号破損で大幅な予算削減指された。
プラモデルのような組み立て式で、バッテリーは3ボルト(単三電池2個分)とパワーもない。
バイクに変身できるが、スピードを上げるとすぐにばらばらになる。
また、両津が24ボルトのバッテリーに入れ替えるとパワーアップし、スピード違反車の屋根取り去るほどのパワーが出るようになった。
外見は、巨人の帽子に水筒を肩からかけており、口調は「裸の大将」の山下清風に「〜だな、やっぱし」が語尾となっている。
コメント:
警視庁は極端すぎる。
確かに両津の責任は大きいが、予算をそこまで減らさなくてもという感じがする。
しかしバッテリーを変えるだけでかなり性能は上がっているようだから、手間暇かければかなり優秀なロボット警官として活躍できるだろう。
もっとも、30万円を両津に与えて、「両津!この予算でロボット作れ!余った金額はお前にやる!」と部長が命令すれば、
両津は死に物狂いで、低コストかつ高性能なロボットを作り上げそうな気がするが。
開発003号
画像出典:photozou.jpより
↑鉄人28号。 作品によっては太陽エネルギーが動力となっていたりするから、それをモチーフとしたのかも。
警視庁が開発した外勤用のロボット警官3号。
外見は鉄人28号・ロボット三等兵・鉄腕アトムを混ぜた感じ。
頭頂部の太陽電池がエネルギー。
普段は温厚だが、配線がおかしく、体のコントロール制御ができず暴走する欠陥が後に見つかった。
その後、本庁で改良が行われ欠陥は改善された。
アニメ版には登場しなかったが、一部はダメ太郎が登場する場面で描かれた。
コメント:
予算は戻ったのか?活躍がどうだったのかよくわからないが、クリーンなエネルギーを取り入れるなど、案外まともなロボットなのだろう。
このロボット警官の製作者は、ガンダムやパトレイバー等よりも古いロボット作品が好きだったのかもしれない。
開発004号/ 丸出 ダメ太郎(まるで ダメたろう)
画像出典:streaming.yahoo.co.jpより
警視庁が開発したロボット警官4号(アニメ版では2体目)。
正式名称は「警視庁開発4号乙型ロボット」だが、両津により「丸出 ダメ太郎」と命名。
充電されている電気の量と、知能・器量が比例するという特徴がある
(満タンの時は大学教授並みの知能を発揮できるという。アニメにはこの設定はない。)
現在は警視庁の警部で量産化されている。
温厚な性格で、後述の度怒り炎の介(開発005号)に見下されようと気にしない。
両津のことは「神様」と呼ぶ(よう両津に命令された)。
重いものを持つと手が抜ける欠点がある。
また、ダメ太郎が両津の窮地を救った際には、別名「綾皇寺(あやのこうじ)ダ・ビンチ」の名を両津から授かるのだった。
アニメ版では派出所に配属されるも、業績が良くないため、解体される危機に見舞われる。
しかし、タンクローリー爆発による、火災に巻き込まれた警視総監を救出した功績で解体を免れた。
さらに、アニメ版では電圧を上げると凶暴な性格、下げると女性のような性格(おとなしい)になる設定がある。
後にダメ太郎が大量生産され、記憶を同時通信(リアルネット)する程まで発達したが、
両津がダメ太郎をギャンブルに連れて出したことで、全てのダメ太郎が文字通り「ダメなロボット」となった。
コメント:
ほぼ原因は両津のせいである。
警部になれるほど優秀で可能性を秘めていたのに、両津がその才気をつぶしたといっても過言ではない。
どこか憎めないキャラの両津だが、基本的に見習うべき存在ではないのかもしれない。
開発005号 /度怒り炎の介(どいかり ほのおのすけ)
画像出典:streaming.yahoo.co.jpより
警視庁が開発したロボット警官5号(アニメ版では3体目)。
命名者は両津。燃料にガソリンを使用し、感情が高ぶると配線がショートして発火する。
「ロボットは新しい方が偉い」と主張し、先輩のダメ太郎に態度にも横柄だったが、ダメ太郎とは違い量産されなかった。
警視庁に嘆願し、亀有公園前派出所の隣にロボット派出所を設置するが、結局は警視庁ロボット課(捜査8課)に移転となる。
両津を「不良警官」と呼び、喧嘩することも多かったが、ロボット警官の中で、両津と一番ウマが合いコンビを組み事件解決することも多かった。
コメント:
どう考えても危ない。
こっちの方がよほど「ダメ太郎」である。
なぜ解体しようという動きにならなかったのか不思議。
量産されないのも当然だし納得できる。
喧嘩するほど何とやらで、両津とは気が合ったのだろう。
開発006号
画像出典:pixabay.comより
ダメ太郎が開発した巨大ロボットで、自我がなく中に人が乗り込み操縦するタイプ。
燃料はニトログリセリン。
両津と炎の介が試運転すると、暴走し始め、葛飾町を大混乱に陥れた。
両津と炎の介により燃料供給を止めるも、葛飾署の目の前でバズーカにより狙撃され大爆発した。
負傷者104名、車両13台大破、葛飾署全損という大惨事であった。
(アニメ版では葛飾署は全損するが、両津と炎の介以外負傷者はいなかった)
また、原作では両津が屯田を恨み、ロボットで殴りこんだと誤解されたが、アニメ版ではロボットの暴走だったと明かされている。
コメント:
ロボットがロボットを作れるぐらいだから、スペックはかなり高性能に違いないが、
肝心なとことでやらかすので、「ダメ太郎」との両津の命名は間違っていなかったのだろう。
しかしどうして燃料を爆薬の素材にした?とにかく死者が出なくてよかった。
しかし両津の頑丈さは異常である。
爆発に巻き込まれれば死ぬかもしれないのに入院だけで済むとは…。両津は人間なのか…?
その他のロボット警官(G号、P号、電話ボックス型、交通標識型、マンホール型)
画像出典:ja.wikipedia.orgより
ダメ太郎が開発したロボット警官たち。
人型ではなく様々な形をしている。
G号は自動販売機にカモフラージュしてながら町内を監視。
P号は郵便ポストとして、緊急時には脚が出てきて自力で移動可能である。
コメント:
いちいち監視されていると思うと気味が悪い気もするが、現実でも到る所にある監視カメラで、我々は常に見張られているから大差はないのかもしれない。
人造人間(レプリカント)
画像出典:ja.wikipedia.orgより
ロボット派出所が、公園前派出所そっくりに改装した際、
中川A、麗子B、部長Cの3人の人造人間がダメ太郎と炎の介により開発された。
なお両津に関しては「二人もいると危険」との判断され、両津の人造人間は開発されなかった。
見た目は中川・麗子・大原達本人全く変わらず、左耳を引っ張ると動作が停止する。
(大原のみ性格が異なり、両津の命令に従う)
コメント:
両津に関しての判断は正解としか言いようがない。
本気を出せばロボットである彼等は優れたパフォーマンスを発揮できるというなによりの証拠である。
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まとめ
40年『こち亀』を1度も休刊することなく続けるのがどれだけ大変な事か、自身でブログをやり始めてから身に染みて分かる気がする。
アニメだって面白かったのに、いつの間にか消えてしまうし残念だったが、連載までも終わってしまうのはそれ以上に残念だ。
昨今警察の不祥事も多く、信用できないことが多いが、
両さんは金にがめつく強欲でも、どこか親しみやすく町にはいなくてはならない存在だった。
見習うべきでないところも多いが、理想の警察官像には間違いないだろう。
連載終了は残念だが、秋元先生、本当にお疲れ様でした。ありがとうございましたと言いたい。