ガンダムシリーズのかっこいい戦艦ベスト3
今回は、ゲームやアニメでも何かと冷遇されている、ガンダムシリーズの戦艦についてその魅力について簡単に書いてみることにした。
- ①『機動戦士ガンダム』より、ホワイトベース
- ②『機動戦士Zガンダム』より、アーガマ
- ③『ガンダムZZ』、『ガンダムUC』より、ネェルアーガマ
①『機動戦士ガンダム』より、ホワイトベース
ガンダムシリーズの戦艦と言えば、コレだろう。ジオンからは「木馬」というコードネームで呼ばれるが、↓ホントに木馬である。
従来の戦艦の中でもあり得ない形で斬新すぎる所がポイント。
『宇宙戦艦ヤマト』の後に『機動戦士ガンダム』の放送が始まったが、そこではヤマトVSホワイトベースならどちらが勝つのか?とも論争になった。
ちなみにガンダムの冨野氏はヤマトに条件はあるが、ホワイトベースなら勝てる!!と言っていたとかいないとか。
現実の世界では↓大和や武蔵などの戦艦の形から「マゼラン」や「サラミス」などは思いつきそうだが、あの木馬の形はやはり、ぶっ飛んでる形で、インパクト大である。
左がサラミス、右がマゼラン、現実の戦艦にも類似しているデザインだ。
あと、何気に両舷のメガ粒子砲を出し入れできるところもかっこいい。
どーんと構えながらの奇抜さもありながら、それでいてカッコいい。不思議な戦艦「ホワイトベース」である。
どうでもいいことだが、「ホワイトベース」と検索すると、動画やら検索結果に「バイクのホワイトベース」というバイク屋がやたら出てくる。一体何者なのか……?
②『機動戦士Zガンダム』より、アーガマ
ペガサス(ホワイトベース)級のフォルムを何となく残しながら、それでもシャープな形に仕上がったエゥーゴの旗艦。
アーガマの武装(砲門数)はホワイトベースに比べると大幅に少ない。
(主砲・副砲・メガ粒子砲・ミサイル合わせても15基前後であり、ホワイトベースの前部ミサイルランチャーの24門にも、数では及ばない)
その代わり、戦艦の防衛には、MSが積極的に関わっていくコンセプトがあると思われる。
しかしながら、アーガマ自体の弾幕は必然的に薄くなるので、ブライトさんは激怒するのもうなずけるものがある。
アーガマのかっこいいポイントとしては、居住ブロックを回転させているシーン(実際に住居の家具や配置を考えると無理があるとも)
また「Zガンダム」終盤で戦力がガタ落ちし、火力が乏しいためアーガマは改修を行うことになる。
そこで艦下にハイパーメガ粒子砲を搭載するところである。
劇中でもコロニーレーザーに匹敵する火力とされる「ロマン砲」が搭載されたのが一番の魅力ではないだろうか?
(もっとも、劇中では、威力があるためか使用頻度も少なく、あまり見かけることはなかったが…。)
③『ガンダムZZ』、『ガンダムUC』より、ネェルアーガマ
↑はZZの頃のネェルアーガマだが、この戦艦の良いところは「見事に過渡期を表したデザイン」であることだと思う。
ネェルアーガマ(アーガマに近いもの)の意が示す通り、アーガマのカタパルトやアーガマ改修後についていたハイパーメガ粒子砲のデフォルトでの搭載などアーガマを引き継いでいる。
それだけでなく、ペガサス級、ホワイトベースの羽(?)を復活させていたり、メガ粒子砲を出し入れできる部分の配色だったりと、ホワイトベース+アーガマの特徴を上手く形にしたデザインではないだろうか?
むろん性能は、戦艦自体としてアーガマより上がっているし、弾幕を張れる砲門の数も多い。
ガンダムZZで、ブライトはアーガマからネェルアーガマに事情により乗ることができなかったが、「アーガマよりも、安心して弾幕を展開できる!!」から(わざと)登場させなかったのではないだろうか?
(弾幕が薄くないと、出番が減るからね。)
↓は、ガンダムUCの頃のもの
時代に合わせて、さらに高性能化しているのは確かだが、この時代の新鋭艦「ラーカイラム」の要素も取り入れられている。
分かりずらいかもしれないが、ラーカイラムの右側の黒い筒(?)×4のデザインは、ガンダムUCのネェルアーガマにも見られるなど、やはり「過渡期を表しているデザイン」だと私は思うのだ。
また、ラーカイラムは、もはや言うまでもなく、連邦の戦艦の集大成と呼べるデザインで、νガンダムと同じく「さすが!!」としか言いようがない洗練されたデザインである。
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まとめ
好きな戦艦を挙げていったら、どうにも連邦系ばかりで、主役級ばかりとなった。
しかし、時代の流れを追って洗練されていく、戦艦を見ていくのは個人的には非常に興味深いものである。
今回は詳細もあまり触れず、ごく簡単に述べたが、機会があれば、別の戦艦も調べてみたいと思う。