Pocket SLG – EngaWars -の概要
私自身よくPCでフリーゲームをするのだが、案外、(ダウンロード形式で)スパロボ系のゲームを見かけることが少ない。
しかし今回、ダウンロード形式のスパロボ要素が入ったゲームを発見したので、それについて紹介したいと思う。
このゲームは「キケロガ」さんという方が製作されたゲームである。
作者曰く、「バトルチェスやアーコンの戦闘シーンをスパロボっぽくしたポケット盤ゲーム!‥てな感じの、おもちゃ感覚のSLG作成ツールです。名前の由来は、縁側でふたり差し向かいで将棋するようなイメージから付けられています。」とのこと。
こちらのサイトからダウンロードできる。
まず、普段テザリングでPCをネット接続して使う私は、慢性的な通信制限に苦しんでいるが、ダウンロードサイズが軽いのは大きなポイントである。
フリームで、zip形式でも約4MBしかなく、通信制限とは無縁のリッチな君も!毎月苦しんでいるあなたも文字通り、気軽に遊べるゲームなのである。
Pocket SLG – EngaWars -をプレーしてみた。
というわけで実際に遊んだ様子を箇条書きにして、まとめてみることにした。
ゲームを起動して「New Game」から始めると、まず最初に、言語を日本語か英語か選べる!!(これには驚いた!!)、スパロボ好きな外国人ユーザーに向けてもおすすめできる…かも。
しばらくすると、音楽が鳴り始めるがしかし残念ながら音質が悪い。(BGMはあるけど、無しでプレーしたほうがいいかも。)ときどき音割れとかもあるので如何とも…。
なので、(某妖精の兄貴のように)「しかたないね♪」という慈悲の気持ちを持ちプレーすることをおすすめする。
↑冒頭で流れるこのゲームのストーリー。ヴァンダム(笑)。白い悪魔なのか!?
続いて、遊ぶ画面の選択する。
なんと!!2人対戦や、観戦モードまで一応準備してあるので、好きなモードで遊んでみよう!!
ちなみに今回は、「ガイア側」でプレーを行った。
このゲームには、2つの勢力があり、「ガンダム」の連邦軍のような「ガイア側」とジオン軍のような「IS側」が存在する。お好きなほうでプレイするといいだろう。
戦場は3つの舞台から選ぶことができる。
正直どれを選んでも大差はない。
今回は、宇宙空間を選択した。
(画面に映ってるおっさんが気になる。なんつー表情してんだよ!!顔が銀色なのには噴飯してしまった。)
「戦闘画面」である。
もうまんまスパロボじゃあねーか!!どっかで見たことあるようなユニットが多いなー?どこで見たのかなー……?上がcomの操作する「IS軍」、下が「ガイア軍」である。
ちなみにゲームのシステムは、紹介サイトによると
- 10×10の盤面に駒を配置し、駒を移動・対決させて将棋やチェスのように遊びます。
- 駒はユニットとパイロットの組み合わせで、パラメ-タはパイロットのスキル(Skill)とユニットの攻撃力(Pow)と移動力(Mov)の3つだけが全て。
- 戦闘時には、このパイロットスキル(Skill)とユニット攻撃力(Pow)にダイスの目をランダムに加えて勝敗を決します。
とのことで、自分のターンに1ユニットだけ動かすことができ、それを相手と交互に繰り返して、クリアを目指していく。
ゲームのクリア条件は「敵の母艦(キング)を撃破すること」である。
操作方法は、マウスでユニットをクリックして移動させるか、「Pass this turn」を押して、自分の行動を飛ばすだけである。
「移動力=射程」となっているようで、(反撃はどの距離からでもできる?)攻撃の射程距離に達する、戦闘画面が出てきて敵と戦う事になる。
(残念ながら武器選択や、回避・防御・精神コマンドといった代物まではないものの)スパロボらしさのあふれる戦闘シーンやカットインも演出されている!!
ちなみにジムぽい(てかジム)ユニットを見てみた!!「ズィム」というユニットなんだってー。(めちゃくちゃ訛ってるなー。ジムではないらしい。)
と、まあ「ガイア軍」でプレーをしていくと、IS軍のある1ユニットが反則的に強かった!!(ナイチン〇ールなら仕方ないか……)
勝利条件が敵のキングを倒せば勝ちとなっているが、射程距離に入ればキングは1撃で沈んでしまう(ブライトさんも大激怒の弾幕の薄さ!!)。
マップが10×10と狭いのと、母艦(キング)の移動力が低いのが重なり、一度でも補足されるとアウトである。なんだこれは!!?
こうして初戦は「IS軍」軍配が上がったのであった。(なんかムカつく勝利画面!!)
ナイチン〇ールだけが「IS軍」はチートなのかと思ったら案外そうでもなく、ガイア軍で、再度プレーし、キングだけを集中攻撃するようにしたら、5ターンもかからず、あっさり倒せた。
(この画像もどうよ!?いろいろ濃い作風だ!!)
あまりにびっくりで、まさにこんな感じ↑
まあ…そういうもんなんだろうか……?
もっとマップが広かったり、『チェス』や将棋のように、見方を後ろから追い抜いて移動ができないなどの工夫があれば、幅広く戦略が広がりそうである。
あと、勝利条件も全滅させるなどもあってもいいだろう(それではチェスや将棋の要素がなくなるが…。)
どうやら、サイトを見てみると「シナリオ、各種設定、画像を編集・追加することでオリジナル作品を制作することができます。(単純なノベルツールとしても使用可能)」とあるため、遊ぶ側のプラスアルファが求められているようだ!!
いろいろ良いところもあるだけに「惜しい」と感じたのが率直なところである。
(もっとも、多少インチキなプレーをしてしまったので、自重すれば全く問題ない(笑))
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まとめ
スパロボの公式とかでも、あれば面白いだろうなーと思った。
粗削りな感じ(ゲームバランスは良くない。)ではあるが、私は嫌いではない。
2人プレーもできるので鬼畜兵器の使用禁止などの独自ルールを用いれば楽しく遊べるだろう。
スパロボの良さ、ボードゲームの良さの両方を兼ね合わせることで、また違った良さが出てくるゲームになるのではないだろうか?今後に期待したい!!