ロボット、ベイマックスについて
ベイマックスと言えば、2014年公開のディズニー映画だが、当時著者は見ていないが「私が君をマモールから~♪」な歌詞が頭に残るだけの作品であった。
しかし、ディズニー映画好きの知人から、たまたまこの作品の話を聞くと、「ロボットが登場する作品」だという事実を知り興味がわいた。
しかも、運の良いことに?2016年12/23には地上波で放送されるというではないか!!
これはいい機会だと思ったので、もはや周知の作品ではあるが、『ベイマックス』に登場する主役ロボ「ベイマックス」について、まとめてみることにした。
元々彼?のベイマックスの姿はあんな白くてモコモコではなく、緑のおっかない風貌をした「ドラゴン風の顔を持つ人造生命体」だそうである。
どこからどう見てもアメコミに出てきそうな(明らかに)悪役ではないか!!
可愛さもない。
というか、原作も人工生命体とあるが、ロボットらしさなぞ微塵もないではないか!!
当然、ディズニーもこのまま登場させると、阿鼻叫喚の騒ぎになることが分かっていたので、この化け物彼を転生させて「看護用ロボット」にしたのであった。
せめて緑繋がりで、「シュレック」や、「モンスターズインク」の一つ目「マイク・ワゾウスキ」みたいに愛嬌があるデザイナなら良かったのだが……。
また、映画の方のベイマックスの顔は神社の鈴をイメージしたもので、彼のデザインコンセプトは「抱きしめたくなる存在」へと360度方向転換したそうである。
それでも原作の要素は壊滅したわけではなく、戦闘スーツを着込んだ状態などでは「ツノ」などの面影がささやかに残されているという。
最も、ほとんど別キャラみたいな外見だから、面影にすらならない気がする……。
ベイマックスの性能
ベイマックスは、主人公、ヒロ・ハマダ(Hiro Hamada)の兄、タダシ・ハマダ(Tadashi Hamada)が作り上げたケアロボットで、身長は約183センチに対して、体重は34キロしかない。
これは、彼の体は空気によって伸長する風船のような構造であるためで、ある程度空気を出し入れして体型を変えることができる。
なので、風船のように穴が開くと萎んでいくが、自力で空気の流失を止められないという問題があるようだ。
その一方で、カーボンファイバーの丈夫な骨格をもち、400キロ程度の物体を持つ事もできる「剛柔」を併せ持ったボディなのであった……。
ガンダムシリーズのハロも飛び跳ねることから「やわらかい金属で構成されている」と噂されているが、ベイマックスはやわらかくもあり、頑丈さも確立されているため、ハロ以上に謎の要素が含まれているに違いない。
また頭部にはレーダースキャン機能があり、インプットされている医療データ(の入ったカード挿入により)から適切な処置を施したり、瞬時に人々の心拍数や感情などを把握可能となっているようだ。
動力はリチウムリオン電池で、短足であるため歩行速度は遅く、戦闘能力もない。
しかし後にベイマックス専用パワードスーツを装備すると、高性能レーダー、飛行能力、ロケットパンチ、ヒロが搭乗するスペースができるなど性能は向上した。
なお、戦闘能力のないベイマックスだが、先にインプットされていた「医療データ」とは別に「戦闘データ」の入ったカード挿入で戦闘を行うこともできる。
その際「医療データ」はベイマックスの戦闘における敵味方を識別するリミッターの役割を果たすそうである。
ケアロボットである(原作の化け物から生まれ変わった)だけに、「医療データ」は彼の良心だったに違いない。
ドラゴンボールで悟空は赤ちゃんの時、石に頭をぶつけ良心が目覚めたというが、彼の場合は、「ベイマックスの映画製作」という人々の「いし」がそのきっかけとなったのだろう。
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まとめ
- ベイマックスはドラゴンから、人を救う天使にクラスチェンジした看護ロボットだった。
- ベイマックスはハロ以上に謎の物質でできている彼だが、人々の意志が彼をやさしい存在へと導いたに違いない。