最強パイロットキャラランキング20
アニメキャラクター事典「キャラペディア」では、いろんなアニメキャラクターについてまとめている。
先日アニメファン10000人を対象にしたアンケート「ロボットアニメ史上最強のパイロットキャラ TOP20!(総合)」が発表された。
(アンケート期間:2016/9/9~9/14、投票属性割合:男性:74.8% 女性:25.2% 10代・20代:63.1% 30代以上:36.9%)
- 1位 アムロ・レイ
- 2位 キラ・ヤマト
- 3位 東方不敗
- 4位 カミーユ・ビダン
- 5位 刹那・F・セイエイ
- 6位 ドモン・カッシュ
- 7位 シャア・アズナブル
- 8位 獅子王凱
- 9位 ヒイロ・ユイ
- 10位 枢木スザク
- 11位 シモン
- 12位 キリコ・キュービィー
- 13位 界塚伊奈帆
- 14位 碇シンジ
- 15位 三日月・オーガス
- 16位 アスラン・ザラ
- 17位 一条輝
- 18位 バナージ・リンクス
- 19位 渚カヲル
- 20位 ルルーシュ・ランペルージ
1位 アムロ・レイ
投票数841 『機動戦士ガンダム』より。
富野監督も『逆襲のシャア』のインタビューで「パイロット技術最高はアムロ」と評しているほど伝説的なパイロット。
機動戦士ガンダムではRX78-2ガンダムに搭乗し、目覚ましい戦果を挙げ、敵対勢力のジオン公国からは「連邦の白い悪魔」と恐れられた。
次作の『Zガンダム』では、武装のない輸送機でMSとも渡り合い、リックディアスやディジェに搭乗。7年間パイロットを離れていたにもかかわらず、そのブランクを感じさせない働きを見せる。
『逆襲のシャア』では、シャアの駆る最新鋭MSサザビーにも、時期的には既に型落ちのリガズィで対抗し、最新鋭機νガンダムによりシャアを上回る能力を発揮する。
そしてνガンダムのサイコフレームの共振で、落下しつつあった小惑星アクシズを引き離すなど、超人的なこともやってのけた。
堂々納得の1位だといえよう。
ちなみに富野監督はアムロを『Zガンダム』で殺すつもりだったそうだが、キャラの力に押され、できなかったという。
ガンダム同様、アムロというキャラクターも伊達ではないのだ!!
2位 キラ・ヤマト
投票数687『機動戦士ガンダムSEED/DESTNY』より。
『SEED』では、起動もままならない、ストライクガンダムをOSを書き換え、瞬時に戦闘に対応したり、MSの開発にも携わる優秀な頭脳。
(ストライク)フリーダムガンダムに登場してからは、1回も被弾することなく攻撃をかわしきるなど、超人的なMS操縦技術を見せた。
常人ならば死ぬような爆風に吹き飛ばされても、生存するほど頑丈で、ケンカも強かったりと肉体的にも優れている。
コーディネーター(遺伝子操作で生まれた人間)としては、間違いなく最強だといえる。
3位 東方不敗
投票数525『機動武闘伝Gガンダム』より。
素手でMSを破壊出来るほどの超人、流派東方不敗の創始者。
過去にはガンダムファイト優勝したこともあり、MFでの戦闘もお手の物。
後述の弟子ドモンを終始圧倒した。
特に、彼とドモンの決着戦は何度見ても涙なしでは見られない!!
余りにも不器用すぎて、己の拳でしか語るすべを知らなかった東方不敗。
対話することを試みなかったドモン「バカ弟子が!!」などと罵りながらも、やはり弟子のことは気にかけ、拳を通じドモンにも思いが伝わる。
しかし分かり合うにはあまりにも遅すぎたのだった……。
思い出すだけで泣けるシーンだ。
流派東方不敗は王者の風よ!全新系裂天破侠乱!見よ東方は赤く燃えている!
もっとも、東方不敗の中の人つながりで、OVA「ジャイアントロボ THE ANIMATION~地球が静止する日~」に登場する、「衝撃のアルベルト」の方が戦闘能力は上かもしれない。
アルベルトは「衝撃波」を操っての攻撃・飛行・大回転・エネルギー吸収を行い、走れば車に追いつき、攻撃すれば一撃で複数の人間を吹き飛ばす化け物であり、スパロボ64ではある意味夢のコラボが実現した。
4位 カミーユ・ビダン
投票数433 『機動戦士Zガンダム』より。
『Zガンダム』ではいきなりガンダムMKⅡに勝手に乗り込み、ブライトをして「アムロの再来」と言わしめるMS操縦センスをもつ。
その後、Zガンダムに登場してからも、数々の戦いを潜り抜け、エースパイロットとして成長した「最高のニュータイプ」。
最終決戦ではパプテマス・シロッコの駆るジ・Oとの戦いで、精神崩壊(テレビ版)してしまう。
Zガンダムのバイオセンサーを通じ機体にバリアを発生させたり、ビームサーベルを巨大化させ敵の機体を瞬時に真っ二つにするなど超人的な活躍を果たす。
切れると何をしでかすかわからない10代である。
5位 刹那・F・セイエイ
投票数388 『機動戦士ガンダム00』より。
ガンダムマイスターとしてガンダムに乗り込み、かつて少年兵だったこともあり生身での戦闘能力に優れる。
「00ガンダム」に搭乗してからは戦いを経るうち、人類を導く存在と言われる「イノベーター」へと覚醒する。
劇場版では、地球外変異性金属体「ELS」と対話を果たし、人間をやめたハイブリットな存在へと変貌したのだった。
6位 ドモン・カッシュ
投票数371『機動武闘伝Gガンダム』より。
師匠の東方不敗とランキングでは離れてしまったが、彼も素手でMSを倒せるし、弾丸をつかむ(避ける?)ことができるほどの超人ガンダムファイター。
後にキング・オブ・ハートの称号を手にし、第13回ガンダムファイトの優勝者となる。
序盤はシャイニングガンダムに搭乗し、怒りにまかせて戦うことも多かったが、ライバルや周囲のサポートもあり「明鏡止水」の境地に達するなど成長していった。
不器用で無愛想な感じではあるが、熱いキャラ。
だがそこがいい!!
最終回では彼を長きにわたりサポートしてきたレイン・ミカムラに自身の想いを伝えるが、必見である。
7位 シャア・アズナブル
投票数322『機動戦士ガンダム』より。
言わずと知れた「赤い彗星」。
確かにエースパイロットには違いないのだが、『ファースト』では、シャア専用ザク、ズゴック、ゲルググと専用機を与えられ活躍するものの、ライバルのアムロには勝てないまま。
最終決戦ではガンダムに搭乗機のジオングの頭だけにされ破壊される。
次作の『Zガンダム』では愛機、百式で最終決戦に臨むが元カノであるハマーンのキュベレイに勝てず、機体は手足をもがれる。
最後の『逆襲のシャア』ではアムロの駆るνガンダムに、自身の乗機サザビーをボコボコにタコ殴りにされ、何だか情けない姿だった。
『最も人気のあるパイロットキャラ』なら堂々の1位もあり得そうだが、最強のパイロットとは程遠い気がする。
もっとも、そんな情けなさも魅力的なキャラには違いない。
8位 獅子王凱
投票数252『勇者王ガオガイガー』より。
僕らの盟主王、僕らの勇者王で、鋼のサイボ―グである彼は、肉体的には人間ではない。
元々は宇宙飛行士の人間だったが、事故に巻き込まれ、鋼の肉体となり蘇生したサイボーグとなる。
しかし、その心は常に熱く燃え上がっており、どんな過酷な状態や戦いでも、勇気を持って挑み続けてきた。
Gガンダムも熱い作品だが、それに負けずとも劣らない熱さが『勇者王ガオガイガー』にはある。
中の人の熱演、田中公平氏の作曲、脚本どれをとっても熱い!!
世の中いろんなものが不足しているが、それらの多くは「勇気」で補えるのだ!!
9位 ヒイロ・ユイ
投票数228『新機動戦記ガンダムW』より。
「お前を殺す」が生存フラグな自爆マニア。
事あるごとに乗機の「ウイングガンダム」を爆破させたり、死に急ごうとしていた。
しかし、ビル50階相当の高さから落ちても平気だったり、骨折を自力で治すなど、タフなボディ故にその願望は叶わなかったのである。
戦闘訓練を受けているため、生身での戦闘能力はその外見に反し非常に高いが、乗機を破壊することが多かったため、MSでの戦闘はそれほど得意ではないのかもしれない。
なんとなく女性票が多い感じがする美少年キャラ。
10位 枢木スザク
投票数217 『コードギアス反逆のルルーシュ』より。
主人公のルルーシュ(ゼロ)とは友人であったが、次第に立場が変わっていき敵対するようになった。
劇中序盤では、ルルーシュとの戦いに迷いもあったが、有る出来事をきっかけに覚悟を決め、ブリタニア帝国のエースパイロットとして、ルルーシュを追い詰めるほどの実力を発揮した。
よくキャラクターの中には最後まで迷いを捨てきれず、中途半端な印象しか残らないキャラも多いが、彼の場合、それを断ち切り本領を発揮できた、ある種珍しいキャラかもしれない。
11位 シモン
投票数214『天元突破グレンラガン』より。
「穴掘りシモン」とバカにされ弱気だった彼は、兄貴分のカミナやいろんな人との出会いを通じ、恐怖を乗り越える「漢」として、大グレン団を率いるリーダーとして成長する。
彼がパイロットとして優秀か?と言われると疑問も浮かぶが、そんなことは関係ない。
すべてドリルで天まで貫き通すのだから。
精神的には恐怖を乗り越え前に進む、人間は強い。
そういう面では兄貴を超えているし、『精神的に最強のパイロット』とは言えるだろう。
12位 キリコ・キュービィー
投票数181『装甲騎兵ボトムズ』より。
過去には、地獄の部隊「レッドショルダー」に配属され地獄を潜り抜けた。
むせるおとこ。
彼が最強と言われるゆえんは「異能生存体」だからである。
死にたくても死ねない、そんな危機が迫れば、現象自体がねじ曲がり間一髪で助かる。
(例えば、キリコの心臓にめがけて銃を撃っても、弾切れしている、銃が壊れて発射できないなど通常ではありえないことが起きるのだ。)
キリコに危害を加えようとしたものが、逆に滅ぶなど、その能力の及ぶ範囲・効果は枚挙すればきりがない。
いわゆる主人公補正を逆手にとった設定である。
戦闘能力的には、スパロボではマグナム銃でヘリを撃墜したり、パーフェクトソルジャーと対等に渡り合えたりと優秀である。
しかしながら、超人的な戦闘力があるというわけではなく、瀕死の怪我もするし、乗っていたATが大破するのは良くある。
そして怪我をすれば痛い。
それでも「異能生存体」であり、絶対に死ぬことはないため、「生命力」という点において、ここに登場するどんなキャラクターよりも最強だといえよう。
13位 界塚伊奈帆
投票数148 『アルドノア・ゼロ』より。
私はこの作品自体知らないが、彼が最強のパイロットとの候補として挙がるのは自身の性格・性質が大きいようだ。
1つはずば抜けた冷静沈着さで、例え、突如ミサイルが飛んできても、声をかけた少女にいきなり宇宙CQC(Close Quarters Combat:近接格闘)で組み伏せられても淡々としているようだ。
もちろん彼は感情が欠落しているわけではなく、単に喜怒哀楽の感情が表に表れないだけだという。
第2に、ずば抜けた観察・分析力がある。
例えば、敵に追い詰められ絶体絶命でも、敵の武装の特性を冷静に看破、さらにそれを利用し窮地を脱することができるようだ。
また機体の操縦技術・実戦での度胸もあるようだ。
対空機銃の嵐の中に先行降下、氷結空間にグレネードの爆風を浴びつつ切り込むなど、といった戦術を何食わぬ様子(に見える)で実行できるそう。
しかしながら劇中では、毎回ギリギリの戦闘での勝利を繰り広げることが多く、個人の技量で圧勝はできていないようだ。
個人的には『ジョジョ奇妙な冒険』の空条承太郎がモデルになっていると思うキャラ。
14位 碇シンジ
投票数137 『新世紀エヴァンゲリオン』より。
エヴァ初号機のパイロットでエヴァのパイロットの中では、安定してエヴァとのシンクロ率も高く、使徒を2体同時に殲滅する作戦では、アスカとの息もぴったしであった。
劇中終盤ではエヴァを覚醒させるなど、その能力を引き出していたが、他の作品のパイロットに比べ軍人でもなく、訓練をしたわけでもない普通の(に見える)中学生である。
そのため、生身での戦闘能力は期待できないし、機体?の操縦も他の作品の人物たちに比べて格段に優れているか?
と言われるとそうは言えないだろう。
知っている作品が『エヴァンゲリオン』ぐらいしかなかったから、上げたという人が多いように思う。
15位 三日月・オーガス
投票数133 『機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ』より
鉄華団の一員として団長のオルガとコンビを組みながら、ガンダムバルバトスに登場し、情け容赦なく敵をぶっ潰してきた。
オルガに従いついていくことが目的になっているようで、全く迷いのなさが、彼の恐ろしいまでの強さを引き立たせる。
10月からは2期がはじまるが、「ガンダムバルバトスルプス」で、どんな活躍を見せてくれるのか期待!!
追記:2期でもやはり迷いはないようで、敵だと思えば容赦なく引き金を引く。
スゲーや三日月さん。
16位 アスラン・ザラ
投票数116『機動戦士ガンダムSEED/DESTNY』より
ザフトのエースパイロットで、2位のキラ・ヤマトとは友人である。
エース故に、実力は申し分ないのだが、上記に出てくるキャラと違い、「自分自身」にかなり迷いがあるキャラクターであった。
そのためか、いい感じであったカガリにも振られ、実力も存分に発揮できず、やることなすこと「中途半端」な印象が大きいように思えた。
迷いさえなければ、キラと1、2フィニッシュも有り得るほどの優れたパイロットには違いないだろう。
17位 一条輝
投票数105『超時空要塞マクロス』より。
一応、主人公のバルキリー乗り。
リン・ミンメイ(左)といい感じの雰囲気になるが、結果的に早瀬未沙(右)と結ばれたようだ。
正直パイロットとして優秀か?と言われるとまずまずであり、彼に票が入るのはおかしい。
なぜなら、同作品には天才的な戦闘センスで激戦を潜り抜けた「マクシミリアン・ジーナス(マックス)」がいるからだ。
技量は(戦果も)当然一条より上である。
では、マックスではなく、一条なのかというと、初代「マクロス」という作品は聞いたことがある程度の人が、投票したためだと考えられる。
個人的には全く解せない。
18位 バナージ・リンクス
投票数101 『機動戦士ガンダムUC』より。
ユニコーンガンダムに搭乗し、次第にニュータイプとしての才能を開花させた。
しかしながら、他のガンダム作品に比べ、戦闘期間も短いためか、ニュータイプと言えどもその能力を充分に発揮したとは言い難い。
確かに、ユニコーンガンダムの強烈なGに生身で耐えられるほどの適応力がある(普通の人は気絶する)などすごい面も見られた。
それでもバナージがすごいというよりは、「ユニコーンガンダム」の性能が優れていたといわざる負えないだろう。
彼自身は、可もなく不可もなく、ガンダムシリーズでは珍しい「普通の主人公」だったように思える。
19位 渚カヲル
投票数99 『新世紀エヴァンゲリオン』より。
その正体は第13の使徒で、(凍結中の?)エヴァンゲリオン2号機と難なくシンクロし、起動させた。
本気を出せば、ネルフも壊滅させるほどの底力はあるかもしれないが、劇中ではシンジにわざとやられに行った。
そもそも彼は使徒なのだから、パイロットと定義づけるのも怪しい部分があり、個人的には疑問を感じずにはいられない。
「ロボットアニメの人気キャラランキング」なら上位に食い込むのも分かるが、いかがなものだろうか?
20位 ルルーシュ・ランペルージ
投票数94『コードギアス反逆のルルーシュ』
天才的な頭脳と、絶対服従のギアスを持つため、最強のパイロットに選ばれた可能性は高い。
また大量のデータ処理をこなさなければならないNMF「ガウェイン」や「蜃気楼」にも明晰な頭脳で乗りこなしており、優秀さがうかがえる。
しかしながら、実践では頭脳労働が主であるためか、足手まといになることも多く、「戦闘をこなすパイロット」という意味では、優秀とは決して言えない。
やはり彼は戦士ではなく、あくまで天才「軍師」なキャラクターなのだ。
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まとめ
- ランキング上位者は超人的な能力を発揮するor人間をやめている。
- 人気・話題だからと(実力も伴わないのに)ランキングに食い込んだキャラもいる気がした。
特に17位。 - 違うテーマであればまた違った顔ぶれが並びそう。奥深い。