完璧で究極のゲッターの概要
— 輝² (@9LOAtu47Ey7sI6s) April 19, 2023
完璧で究極のゲッターとは、テレビアニメ「【推しの子】」の主題歌でYOASOBIの「アイドル」と、OVA「真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ」の主題歌でJAM Project(+影山ヒロノブと水木一郎)の「STORM」(1.25倍速)を組み合わせたMAD動画である。
元ネタは、上記のツイッターの投稿。
アイドルのサビの部分の「誰もが目を奪われていく 君は完璧で究極のアイドル」と、STORMのサビ「熱き怒りの嵐を抱いて 戦うために飛び出せゲッター」の、『究極のアイドル』と『飛び出せゲッター』のフレーズの音程の親和性が非常に高かったことが、ブーム要因となった模様。
そこでこのMADやその関連動画は、アイドルとSTORMの2つの曲のフレーズから「完璧で究極のゲッター」というパワーワードで周知されることとなったのである。
(ちなみに『アイドル』自体も、公開から1か月で1億再生されることも影響していることだろう。)
なお、ニコニコ動画でも「完璧で究極のゲッター」の影響はすさまじく、動画投稿されると、公開日(2023/04/26)から1か月たらずで200万回以上再生されている。
特に歌詞の「ゲッター!」のところのコメントは、ゲッター弾幕がカラフルに展開されており、これは3形態に変形するゲッターロボのそれぞれのメインカラー(もしくは全体的な配色として)が主に赤(ゲッター1)、青(ゲッター2)、黄(ゲッター3)に分かれていることに由来するものと思われる。
また、元ネタのツイッター投稿では「究極のアイドル⇒飛び出せゲッター」になっているが、その逆のパターン「飛び出せゲッター⇒究極のアイドル」ももちろんある(下記)
YOASOBIとJAM Project。
楽曲の方向性的に本来交わらないはずなのだが、この奇跡的なコラボは公式も認識したらしく、YOASOBIの公式ツイートで「究極のゲッター!!!!!」と投稿している。
ちなみにYOASOBIは「機動戦士ガンダム水星の魔女」のアニメ1期のOP「祝福」を手掛けており、実はロボットアニメ作品との縁があるのかもしれない。
「STORM」がオリコンシングルダウンロードランキング1位を取得しました!
この際にぜひ
まさに 完璧で究極な(!?)1曲をお聞きください✨https://t.co/HK1j82iONt#JAMProject https://t.co/4xr3Ikz2a7— JAM Project (@JAMProject_0717) May 25, 2023
一方でJAM Projectの公式ツイッターでも、この影響はついに認識されたらしく、2023年5月25日の投稿で「STORM」がオリコンシングルダウンロードランキング1位を取る快挙に、『まさに 究極で完璧な(⁉)1曲をお聞きください』との反応コメントを載せている。
あとマジンガーZシリーズとのコラボが実現すれば、YOASOBIはスパロボ御三家を制覇したことになるため、「YOASOBI=実はスパロボの関係者」である可能性がミノフスキー粒子レベルで存在していることになる?
またロボット物のアニソン×別の曲というMAD動画の先駆者には、「蒼穹のファフナー×アホガール」がある。
蒼穹のファフナーの「Shangri-La」とアホガールの「全力☆Summer!」の楽曲がどちらもangela(アンジェラ)であり、本人が歌っているため全く違和感がないというのが特徴である。
- 推しの子について
- 真ゲッターロボ対ネオゲッターロボについて
- 完璧で究極のゲッターの関連動画
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①推しの子について
推しの子は、赤坂アカ(原作)、横槍メンゴ(作画)の漫画が原作のアニメ作品。
あらすじとしては、主人公の産婦人科医の雨宮吾郎(ゴロー)が転生し、前世でゴローの推しで、彼の患者でもあった、アイドルの星野アイの子ども「星野愛久愛海(アクアマリン)」として前世の記憶をもったまま、生まれ変わる物語である。
ちなみにアクアには妹の「星野瑠美衣(ルビー) 」がおり、彼女はゴローが星野アイの推しになるきっかけを作った後、病で亡くなった少女「天童寺さりな」の生まれ変わりであり、アクア同様前世の記憶がある。
ゴロー(とルビー)がアクアとして生まれた後も、アイドルとして活躍するアイは、人気も右肩上がりの中、アイはライブ直前で、前世でもゴローを殺したストーカーのリョースケに命を奪われてしまう。(その後リョースケは自害した)
そしてこの悲劇の原因を裏で作り出したアクアの実父が芸能界にいることがわかり、父への報復のためアクアも芸能界入りをめざすのだった。
ちなみに作品名の「推しの子」には、「アイドルとして応援している人」という意味と、「推していたアイドルの子供に転生する」という2つの意味が含まれている。
どろどろした芸能界の闇の中でアクアは、復讐を誓いつつ日々牙を研ぐ戦士なのかもしれない。
また、完璧で究極のゲッターがあまりにも浸透しすぎたためか、『推しの子』本編でゲッター要素がない(当たり前なのだが)ことに視聴者の一部では「推しの子にあまりゲッター要素がない」といった不満を持つ人も出ているらしい。
(個人的には原曲のアイドルを聞くたびに、『ゲッター!』が入っていないことに軽く苛立ちを覚えるくらいには中毒になっているようだ。)
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②真ゲッターロボ対ネオゲッターロボについて
真ゲッターロボ対ネオゲッターロボは、永井豪、石川賢原作の『真ゲッターロボ 世界最後の日』に続くOVAのゲッターの第2弾として2000年に公開された作品。
物語のあらすじとしては、5年前にあった恐竜帝国の侵攻は、ゲッターロボ、巴武蔵の犠牲によって終結するものの帝国は全滅したわけではなかった。
恐竜帝国の再来に備え恐れた神隼人らは、ゲッタ-線不使用のゲッターロボ「ネオゲッターロボ」の開発を行う中、肝心のパイロット(ゲッター1担当)が見つからずにいた。
そんな中、恐竜帝国が復活し、メカザウルスが暴れまわる中、隼人は闇プロレスの覇者・一文字號にゲッター1のパイロットを任せてネオゲッターロボは出撃する!
この作品は様々なシリーズがあるゲッターの中でも全4話と短く、コンパクトにまとまっており、わかりやすいため「ゲッター世界の入門作品」としておすすめである。
どうでもよい余談だが、神隼人の中の人は水星の魔女のダブスタくそおやじであるし、『真ゲッターロボ 世界最後の日』のOP曲「HEATS」も、STORMに負けず劣らず熱い曲なので聴いてみて欲しい。
また、ゲッターロボシリーズでは、やたらゲッター線が人類を贔屓し(ゲッター搭乗者に超人離れした力を貸してくれる)のだが、その中でもゲッター1の搭乗者である「流竜馬」はゲッター線の推しの子(人類)である。
様々なOVAや媒体で竜馬はゲッターに搭乗し、戦う運命であり、ある種「転生もの」ともいえるため、推しの子はゲッターロボが原作という可能性が捨てきれない(たぶん)
なお、ゲッター線の中で推しの子(人類)の中でランク付けがなされているようで、ゲッター2の神隼人は竜馬の次、ゲッター3の巴武蔵(車弁慶)はその他人類と同じレベルの扱いとなっている。
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③完璧で究極のゲッターの関連動画
↑Youtube版 完璧で究極のゲッター
↑Youtube版 逆バージョンの完璧で究極のゲッター
↑アイドル、ゲッター、promise(広瀬 香美の楽曲)のミックス。ゲッダン
↑トリコ、水星の魔女、ゲッター、アイドルのミックス(比率としてはトリコ1:水星の魔女:1、アイドル4:ゲッター:4くらいか。)
ちなみにトリコが出てくるのは、アイドルの歌詞で「誰もかれも虜(とりこ)にする」というフレーズからだろう。
↑アイドルとSTORMの要素を極限まで融合させて作りこまれているMAD。
最後の1枚絵の通称「ゲッター握手会」は、推しの子とゲッターロボの登場人物が集合し、違和感がなくて個人的にお気に入り。
↑アイドルとSTORM(2021年バージョン)のMAD
↑ゲッター、アイドル、レッツゴー陰陽師、トリコのミックス(体感比率はゲッター4.5:アイドル:4.5、レッツゴー:0.5、トリコ:0.5)
↑アイドル、ゲッター、トリコ、ヤマダ電機などカオス。
↑アイドルとSTORMのフルバージョンのミックス動画
↑STORMのBGMや曲調に合わせて、アイドルの歌詞で(水木一郎&影山ヒロノブ)が歌っているというMAD動画。
1回目の「ゲッター」は「ゲッダー!」に聞こえ、2回目の「まさに最強!無敵のゲッター!」の歌詞フレーズが熱い。
ともかく全く違和感がないのが恐ろしい。
↑前述の推しの子、ゲッター、ファフナー、アホガールの4つが違和感なくミックスされた作品。
↑推しの子がスパロボに参戦した場合の戦闘シーン動画。
元ネタはスパロボRのネオゲッターロボだが、違和感をもはや感じない。
まとめ
推しの子の「アイドル」とゲッターロボの「STORM」どちらもインパクトのある曲であり、それがフュージョンしたとき人々の間に何か大きな魅力を生み出されたのだ。
アイドルを応援し、ゲッター線に導かれるようにこれからも関連動画は作られることだろう。