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【ガンダム】シャア・アズナブルはカッコ悪い?

ガンダムシリーズ全般
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シャアという男。

シャア・アズナブルという人物を知っているかい?

 

かつては赤い彗星と呼ばれ、1年戦争では大活躍したジオンのエースパイロットであり、

 

その後もエゥーゴのパイロットや新生ネオジオンの総帥にもなり、なお語り継がれている伝説の男である。

 

シャアはガンダムの顔ともいうべき存在であり、恐らくアムロよりも一般的な知名度はやや勝るのではないだろうか?

 

そんな彼だが、今回は彼がかっこいいのかどうか?について考えてみたいと思う。

 

なお、かっこよさの基準は主観に基づくものである。

 

シャアのカッコいいところ

ルックス

一年戦争時、シャアは仮面をかぶっていたが、セイラと会ったり、アムロと対決したときにその素顔が見られる。

 

その素顔は金髪のハンサムな男であり、カッコいいといわざる負えない。

 

ルックスだけの勝負ならば、一年戦争のアムロとは歯が立たないのは明白。

 

ジム(アムロ)とビグザム(シャア)がタイマンで戦うくらいに顔面偏差値にがあると言える。

 

逆襲のシャア時のシャアはオールバックであるが、それでもルックスのカッコよさは健在。

 

ただし、この頃アムロも結構カッコよくなっているので、

 

リックディアス(アムロ)vs百式(シャア)ぐらいの勝負ができそうだ。

 

シャア・アズナブルの声は池田秀一さんが当てているが、かっこよすぎる。

 

池田さんは担当を決めるオーディションでアムロを狙っていたらしいのだが、

 

シャアのカッコよさを引き出すためにも池田さんで正解だったのではないだろうか?

 

あのカッコいい声で「食事にでもいかないか?」と言われた日には世界の女性は大喜びで快諾するだろう。

 

ただし、(一年戦争時のシャアの)20歳であの貫禄のある声というのはすごすぎる気もする。

 

 

言動

アムロと比べても圧倒的にシャアの名言は多く、広く知られている事は明白である。

 

(シャア専用の名言集が出版していたりするし。ビジネス向けの本ではシャアの名言から部下をマネージメントするノウハウをまとめたものだったりもあったりするので、カッコいい上司になりたい!!と思う人は手に取るのだろう。)

 

「認めたくないものだな、自分自身の若さゆえの過ちというものを」や

 

「当たらなければどうということはない」などガンダムを見たことのある人ならば印象に残っているだろうし、

 

エゥーゴの中心人物となったり、ネオジオンの総帥となり組織を率いたりできるのは並大抵の人物では務まらないはずであり、

 

シャアという男の統率力やあふれるカリスマ性あってこそのところは多い。

 

個人的にはガルマ国葬時のバーでの「ぼうやだからさ」がめちゃくちゃカッコいいと思っている。

 

本当にシャアは20歳なのか?信じられないくらいクールなシーンである。

 

シャアのカッコ悪いところ

純粋すぎるところ。

逆シャアでララァも言っていたが、シャアは良くも悪くも「純粋」な男であり、

 

その純粋さがただかっこいいだけの人物にシャアをしなかった要素だといえそうだ。

 

一年戦争時には、連邦軍に入った妹セイラを心配し、ちょくちょく人目を忍んで会いに来ては「軍を抜けろ」と言いに来るし、(金塊もわたすし)

 

ぞっこんだったララァを、アムロに倒されてから逆シャアまでの十数年ずっとララァを失ったショックを忘れられずにいる。

 

逆シャア時のアムロに「ララァがお母さん⁉」とドン引きされてしまうくらい、妹セイラやララァなどを一途に思いつづけている。

 

グリプス戦役時も、カミーユのニュータイプとしての可能性に期待していたし、エゥーゴの指導者ブレックス准将のことも裏腹なく慕っているように見えた。

 

しかし、ブレックスはティターンズに暗殺されるし、カミーユもシロッコに精神崩壊させられてその可能性をつぶされるありさまであり、

 

(おまけに百式は元カノにボコボコにされるしw)

 

やっと一年戦争時のショックな出来事(主にララァ関連)から立ち直り、前を見つめようとしていたのにその出鼻をくじかれてしまった。

 

その結果すべてが嫌になってしまい、「アムロとの決着を付ける」ということを人生の目標とし、

 

地球を救うためという大義名分を隠れ蓑に、ネオジオンの総帥としてアムロとの戦いに専念することですべてを忘れようとしたのではないだろうか?

 

思い返せば、シャアの隣には常に策謀や裏切りが存在していた。

 

彼の父ジオン・ズム・ダイクンが暗殺されてから、「幼いセイラを守り、ザビ家へ復讐する」という目的のために自身をも捨ててきた。

 

その目的も半ば達成できそうな見通しが見えてきたときに、ララァというシャアにとっての可能性をアムロにつぶされ、

 

カミーユもシロッコに略。(シロッコにニュータイプの成りそこないとあざ笑われるが、シロッコはそんなつらい思いはしてないから言える他人事なのだ。)

 

普通の人間なら可能性や期待を2回も裏切られれば普通にへこむし、

 

精神的にも十分すぎるくらいダメージを受けて自暴自棄になってしまうのは当然である。

 

シャアもその例外に漏れないが、ただ彼の場合持っているカリスマ性などによって、

 

自暴自棄が大義名分を着て「アクシズ落とし」というスケールのでかいものになってしまった点は尋常ではないのだ。

 

 

迷いがありすぎるところ

これはシャアの純粋さにも重なる部分ではあるが、

 

純粋ゆえにララァへの未練や元カノ(ハマーン)などとの腐れ縁、

 

ジオンズムダイクンの遺児としての使命感(アムロからは過激ともいわれたが)

 

それらにシャアなりに「けりを付ける必要がある」といろんな人物との出会いや戦いを通じる中で、長年思い続けてきたのだろう。

 

その蹴りを付ける方法として最終的にアクシズ落としになるのだが、

 

それまでの過程として紆余曲折あったことは前述のとおりであり、シャアの迷ってきた道筋と言えるのだ。

 

 

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まとめ

シャアはどんな人物かと言われたら、間違いなく言えるのは「魅力的な人物」ということだろう。

 

その中にはこの記事のタイトルでも問うている「カッコよさ」も含んでいるが、ただかっこいいだけの人物ではなく

 

カッコよさと、いい面悪い面を含んだ「純粋さ」などの人間の持つ様々な要素を併せ持つ魅力的な人物なのである。

 

それ故にシャアのカッコいい部分に強く惹かれるものは彼をカッコイイと思うだろうし、

 

彼の持つ「純粋さ」を感じられる部分に目を向けたものは「コンプレックスの塊」とか「情けないやつ(byアムロ)」といった評価を下すのだろう。

 

いずれにしてもシャアは我々に人間の持つ様々な側面を見せてくれており、その中で語り継がれる人物となっていったのである。

 

(そういう意味ではシロッコは魅力的な人物になり損ねたのかもw)

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