3丁目のおるふぇんちゅとは?
『3丁目のおるふぇんちゅ』と言えば、「機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ」の公式スピンオフ作品である。
この作品の仮タイトルは、今は亡き彼から付けた『ビスケットの大冒険』であったが、
アニメージュ2016年8月号に連載される頃には、『3丁目のおるふぇんちゅ‐ミカヅキとオルガの大冒険‐』という名称に確定された。
そしてこの度、ガンダムエース2017年2月号(12/26発売)では、「3丁目のおるふぇんちゅ(仮)」で発売されることとなったのだ。
おるふぇんちゅの概要
鉄血のオルフェンズでは、オルガ達鉄華団は「宇宙ネズミ」と呼称されることがあった。
このことから、オルガ達の鉄華団のメンバーは「ネズミ」、また対抗する勢力であるギャラルホルンは「ネコ」として、キャラクター化されたのであった。
ストーリの詳細は不明だが、ネズミとなったオルガ達は『あったかいトコロ』を探す冒険を繰り広げるというものである。
クリュセ町三丁目のネズミたち
鉄華団がネズミになったキャラ達が住んでおり、
(おるふぇんちゅ公式ツイッターによれば)
オルガ「おれたち3丁目の宇宙ねずみは『鉄華団』って名のってる。
ぜったいに散らない鉄の華って意味だ…
…みんな、かぞくみたいなもんさ!」
と言っているから、ここでも「鉄華団」と名乗っているようだ。
またセブンスターズ家のある家の壁の中に、秘密基地を建造しているそうで、
https://www.megahobby.jp/によれば、
現在(2016、11/30時点)は4匹のキャラクター(種類は全員クマネズミ)が公開されている。
画像はチュウ記のない限り、全てhttps://www.megahobby.jp/event/orphanchu_sp/より
ミカヅキ
3丁目のヒーローで、小柄だがとてもすばやく強い。
オルガの親友で、みんなを護るため日々活躍する。
ちなみに銃は使わない。(と思う。)
オルフェンズ本編の三日月に比べ、(おるふぇんちゅ公式ツイッターによれば)
ミカヅキ「オルガはいちど『やる』ってきめたことはぜったいにやるんだ。 だから、おれはなかまのためにできることをやるだけだ」
と語っていることから、より?仲間思いなキャラになったのかもしれない。
ミカヅキ「今日も大きなチーズが見つかってよかったな。これくらいでかいほうが食ってるかんじがしてうまいよね。」
また、↑のように独り言?をつぶやくが、「チーズはデカい方がおいしい」と考えている模様。
あと余談だが、本編の三日月の中の人(河西健吾氏)は「マウス」プロモーションに所属しているから、何かしら縁はあったのかもしれない。
オルガ
3丁目でみんなのリーダーをしている。
決してくじけず、ミカヅキと約束した「あったかいトコロ」へ行くのが彼の夢である。
また、(おるふぇんちゅ公式ツイッターによれば)
オルガ
「ミカはつよくて、クールでどきょうもある。あいつはむかしから、おれのたよれるあいぼうなのさ!」
と語っていることからも人間の時同様、ミカヅキはオルガのヒロインである。
人間のオルガは色黒なのに、特徴的な前髪のお蔭でネズミになり、色が変わっても彼だと分かるが、
髪がないだけ前髪(毛)の生え方が余計に不思議となってしまった。
なお、おるふぇんちゅ公式ツイッターによれば、
「この町はもともと宇宙ねずみの森だったんだ。あとからやってきたニンゲンが、おれたちをじゃまものあつかいしやがる。
でも、なめられっぱなしってのはおもしろくねぇよな!」
と反骨精神にあふれるネズミな模様。
反骨精神の為か、よく1丁目のネズミと喧嘩するそうだ。
ビスケット
家族思いのみんなの(?)お兄ちゃん。
見てわかる通り食いしん坊である。
メガホビの公式HPには「つまみ食いがたまにきず」とあるが、たまにどころではないだろう。
むしろ食べていないときがないのではないかと思うネズミキャラ。
ちなみにネズミというのは、常に何かをかじりながら生活していることが多いそうだから、
「ネズミのサガ」であると考えれば、ビスケットネズミは不自然ではなく、むしろネズミ界では当たり前なのである。
またおるふぇんちゅ公式ツイッターによれば、
ビスケット「ばあちゃんは、おれとクッキーとクラッカをそだててくれたんだ。
いつかちゃんと、おんがえしをしなくちゃ…」
と語っていることから、桜ばあちゃんも登場する可能性があり、ただのデブネズミではないことが伺えるし、
「あぁ…こわかった、さいあくのてんかいだよ。でも、ぼくたちは
ここにあるチーズを畑に送りとどけなくちゃいけないんだ!」
というセリフからは人間のビスケット同様責任感も見られる。
そして、
ビスケット「ミカヅキはすごいよ!3丁目のねずみでいちばんすばしっこいんだ。飛び出していくゆうきもね。でも……みてるこっちはハラハラするよ。」
という心配性なところもやはりビスケットである。
なお、https://p-bandai.jp/item/item-1000106672/に掲載されているイラストでは、ビスケットの双子の妹、クッキー&クラッカも、
ネズミキャラとして登場しているようだ。
人間のビスケットが何とも言えない最後だった分、こちらでは家族仲良く暮らしてほしいものだ。
(いっそ仮題だった『ビスケットの大冒険』でも良かったのではなかろうか?スピンオフ作品なんだし。)
アキヒロ
密かにミカヅキをライバル視しながら、まじめにマッスルしているようだ。
仲間の為には、デカいネコにもビビらない勇敢さがあるという。
という割には、ニャラルホルンに見つかり、ビビっているように見えるが、驚いただけだろう…多分。
また、おるふぇんちゅ公式ツイッターによれば彼?は「アナホリ(意味深)」が大得意とのこと。
アキヒロ
「どうだ!モルモットをなげとばしてやった!だてにガチムチじゃねーんだよ。ミカヅキにばっかり、いいかっこさせられないぜ。」
と自身でもガチムチを意識しているから、やはりそっち系なのかも……。
そして、脳筋でもあった。↓証拠
アキヒロ「(お……おもったより重いぞ…このチーズ、だがオレは任されたんだ……)ここは引くわけにはいかねぇ〜んだよ!」
ミカヅキ「持ち上げるより引いた方が楽じゃない?」
アキヒロ「……だよな」
その他のメンバー
この他、おるふぇんちゅ公式ツイッターによれば、シノ&ユージンや、
「3丁目のおるふぇんちゅ 火星のお家セット」という商品では、この商品限定でアトラちゃんも登場している。
とは言え、アトラちゃんは可愛いし、ガンダムエースの「おるふぇんちゅ」の表紙にも登場していたので、
レギュラーとして登場する日は近いと思われる。
なお、クーデリアはクリュセ町に住む絵本が好きな、人間のお嬢様として登場し別種の存在である。
さらに、あのフミタンも詳細は不明だが、「犬」として登場する様だ。
クールなネズミとかでも似合いそうだが、クーデリアお嬢様の傍にいるという意味では、一番良いのかもしれない。
(人間であった時は裏切りなどをしなければならなかった、フミタンだが、そういう意味では救われたのかも。)
ニャラルホルン
セブンスターズ家がネズミ退治に飼い始めたネコ達で、目標のネズミを見つけると「ニャ~ン!」と飼い主に知らせる処から「ニャラルホルン」と呼ばれるとのこと。
(それにしても誰が「ニャラルホルン」と呼ぶのだろうか?飼っている人間?敵対するクリュセ町三丁目のネズミたちなのか……?)
マクギリス
ラグドール系の雑種で捨てられていたところをセブンスターズ家に拾われる。
毛並みが自慢で、負けず嫌いなマッキー。
澄ました顔が、オルフェンズ本編のマッキーにも似ている気がするが、人間の方は「ロリ合法化の世界」(2期9話より)を目指しているそうだ。
だから、幼女アルミリアがこの作品に登場することがあれば、ネコであることをいいことに、色々やらかしそうな不安なキャラである。
ガエリオ
スコティッシュの正義感・プライドがあるネコ。
自分の使命(ネズミ狩り?)に一生懸命で、意外と周囲にも優しいらしいが、物語が進むにつれ、仮面でも被り出すのだろうか?
いずれ謎のネコ仮面「ヴィダール」とか名乗りそう。
あと、おるふぇんちゅ公式ツイッターでは、
ガエリオ「つぎはぜったいに捕まえてやるからな!」
アイン「おお…ガエリオさまがあらぶっておられる!!」
マクギリス「おちつけガエリオ、チョコレートでも食べておちつくといい」
と、ガエリオが次へ向けて使命感を燃やし、後述のアインがそれに反応、マクギリスが落ち着けチョコでも食えとなだめている。
しかし、(人間用の)チョコレートは猫にとって中毒を引き起こす代物であることから、
良いことをしているようで、がエリをちゃっかり毒殺しようとしているマクギリスの腹黒さがうかがえる。
(もっとも著者の想像にすぎないかもしれないが。)
アイン
ネコではなく、モルモット。
前に飼っていた主人が死んだことで路頭に迷うが、ガエリオに拾われ、彼に懐く。
性格は頑固。
おるふぇんちゅ公式ツイッターでの
ガエリオ「ねずみ退治のエリート、それがわれわれニャラルホルンだ!」
アイン「ねずみ共め…われわれの恐ろしさをおもいしらせてやる!」
マクギリス「……モルモットってねずみではなかったかな?」
というやりとりからも、アインは自身もネズミでありながら、
ネコと組んだ裏切り者(もしくは自身をネコと盲信している)のである。
それにしても本編でのアインの活躍も……だったし、なかなかブラックユーモアの効いたキャラクターである。
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まとめ
鉄血のオルフェンズ本編ではダークな展開や、ハラハラするシーンも多い分こちらでは可愛く癒される作品となっているようだ。
(所々黒い部分が見え隠れするとはいえ。)
本編も良いが、こちらのスピンオフにも楽しんでみることで、より「おるふぇんず」を知ることができるかもしれない。
2期も公開されたし、続々とキャラクターも増えること間違いなしの『3丁目のおるふぇんちゅ』。今後に期待だ!!