私自身「ガンダム」にものすごく詳しいか?と言われるとそうだと断言できないが、ある程度は分かるつもりである。
(ホントかよ。)
今回は、私自身が聞いたことがない「マイナーだと思う機体」について調べて一覧にしてみることにした。
(あくまで主観に基づく。)
ガンダムシリーズのマイナーな機体14選
- ドゥーラ(ドゥラ)
- ドワス
- ドワス・デザート
- MSA-120
- β・アジール
- 頑駄無真悪参(ガンダムマークスリー)
- ガルマ専用ゲルググ
- パーフェクトジオングマークⅡ
- レロ・ズール
- ザクスピード
- ガンダムGT-FOUR
- ガザレロ
- ブリトヴァ
- ドムF(フユンフ)
①ドゥーラ(ドゥラ)
↑この画像だけ見てると、ジェリドがこの機体に乗るのかと勘違いしそう。
(Zガンダム本編でもこのくらいインパクトのこの機体に乗って登場!!でもよかったかもしれない。
シロッコ戦の後とかに真のラスボスとして返り咲く!!とかの展開も面白そうである。
汚名「挽回」のチャンスだぜ!!やったなジェリド!!)
ゲームブック『機動戦士Ζガンダム ジェリド出撃命令』に登場する(旧)ジオン公国軍のMA。
MA-08 ビグ・ザムと同一コンセプトでMAで、反連邦組織が密かに改修を行い完成させた。
↑ドゥーラの前からの様子。ジ・0に類似しているが、脚部が異なる。
武装は可動式装甲で覆われた胸部の「高出力メガ粒子砲3門」と「対空メガ粒子砲5問」の他、腰部にビームサーベルマニピュレーターを1対装備。ビグザム同様、Iフィールドがあり、全身を覆っている。
隠し腕なビームサーベルや機体の姿は、シロッコが開発したジ・Oに近いが、脚部はバーニアユニットとなっている。
また背部に大型増槽6基がある。
ゲームブック内での活躍としては、連邦軍バックランド基地占拠を行った反連邦組織の切り札で、高出力メガ粒子砲により、この作品の主人公ジェリドの所属する母艦「グラーフ・ツェッペリン」を危機に追い込む。
そこで、ジェリドは増援のエマ、カクリコンと共にドゥーラに立ち向かうのであった。
コメント:
この機体も知らなかったが、ジェリド大活躍!!なゲームブックがあることも知らなかった。
(Zガンダム本編でのジェリドは、カミーユの咬ませ犬にすらなったような、ならなかったような活躍ぶりだったから。)
機会があれば、『機動戦士Ζガンダム ジェリド出撃命令』についての記事も書くつもり。
②ドワス
プラモデル「フルカラーモデル リック・ドム」の組立説明書の挿絵に登場する、リック・ドムの最終生産型(型式番号:MS-09S)とされる機体。
高機動戦闘を目的に開発され、大型化したバックパックと刀状のヒートサーベルを持ち、リアスカートの上面にはスラスターが増設、頭部にはバルカン砲があるとされる。
この機体は実戦に投入されることなく終戦を迎え、後のリック・ディアスの開発母体となったという。
コメント:
フェイスが、潰れかけているドムである。
しかし、猫背でずんぐりむっくりな体系には味があり嫌いではない。
なんというかこの「ドワス」、関取にしか見えない。
ドワスじゃなくて「ゴワス」に改名したほうが良いかもしれない。
ドムで、張り手で敵を倒す!!とかどうだろうか?射撃は「ジャイアントバズ」接近戦は「張り手」で敵を圧倒する。
Gガンダムがありならコレもありなはず。
ちなみにリックディアスのベースとなったドワス改のベース機であり、こちらの記事ではシャア専用ドワス改が存在していたことが確認されている。
③ドワス・デザート
雑誌「MJ(模型情報)」で連載のメカニックデザイン企画『F.M.S』に登場。
MS-09S ドワスの地上戦仕様で、オデッサ作戦後、中央アジアのパミール高原でゲリラ戦を行ったと言われている。
型式番号はMS-09F。
搭乗者はジオン公国軍のシェリング少尉だとされる。
武装は、360mm6連装リボルバー・バズーカを装備しており、このバズーカは、砲身上部のフレームに、冷却材を充填できるという。
また、シリンダーは両方向に回転することで多種数の弾体を装填可能。
コメント:
ドム⇒リックドムの流れの反対バージョン、ドワス⇒ドワス・デザートである、ドムの射撃能力を向上させた機体だろう。
バズーカの弾丸の充填は結構手間がかかりそうだから、便利な気がする。
④MSA-120
アナハイム社が次期主力機予定機に、サナリィのF90に対抗して開発した小型MS。
一説には、この機体はヘビーガンの改良発展にすぎないとも言われている。
ちなみに、ヘビーガンは頭頂高が15.8mなのに対し、本機は型頭頂高 15mと小型化に成功している模様。
最大出力と対弾性の向上を目的とした機体で、瞬間的な出力を増加させる「メガブースト」や、ビームが当たると蒸発する「蒸発式アップリケアーマー」(原理的にはクロスボーンガンダムのABCマントと同等とされる)を搭載している。
武装には、ミノフスキークラフトの技術を応用した擬似重力兵器「ハイインパクトガン」や「ハイパーメガランチャー」を装備。
機体性能はF90を上回ったとされるが、運用コストの高さや、実機同士の模擬選でF90に敗北したことが決め手となり、次期主力機としては採用されなかった。
その結果、機体名称はなく「MSA-120」の型式番号のみの呼称となっている。
ちなみに型式式番号がエゥーゴ系MSの「MSA」ナンバーだが、関連性はない模様。
次期主力機に採用はされなかったが、その最大出力と対弾性の高さは評価されており、後に開発されるF91に、MSA-120の要素も取り入れられたとされている。
コメント:
巷では、『ガンダムAGE』に登場した「ガフラン」に似ているとも言われている機体。↓
確かに似ていると言われれば、そんな気もしなくもない。
いくらなんでもかっこ悪すぎる機体。スパロボなどで、異星人の敵として襲ってきそうな機体である。
高性能には違いないのだろうが、連邦軍が採用したがらないのも分かる気がする。
アナハイムは売る相手を間違えたに違いない。
ジオン、ネオジオン残党などが相手なら、売れる気がする。せめて顔だけでも、ジム顔だったらよかったかもしれない……。
↑試しに、ジムの顔と雑に合成してみた。やはりそういう問題ではないみたいだ…。
⑤β・アジール
プラモデル『1/550 α・アジール』組立説明書に登場したネオ・ジオンのニュータイプ専用MA。
α・アジールの発展型で、ナイチンゲールを参考に製作された。
背部にブースターがあり、このブースターと後部腰部アーマーに2連装メガ粒子砲が装備されている。
コメント:
αアジールを見て毎回思うのだが、なぜIフィールドが装備されていないのだろうか?
従来MAにはその大型さゆえ、小回りが利かず思うように防御態勢を取れないことがある。
そこでこれまで多くのMAは、この弱点を補う防御機能がつけられてきたが、αアジールはあまりにも「無防備」であるように思える。
サイコガンダムのようにシールドがあるわけでも、ノイエジールのように接近戦用のビームサーベルを持っているわけでもない。
いくらニュータイプが搭乗することが前提で、「攻撃は避けるだろう」と思われていたにしても、何だかかわいそうである。
劇中では実弾であるミサイルで内部爆発を起こして撃破されたとはいえ、どう見ても的になりそうなのだから、何かしらの防御装置は必要だったように思える。
βアジールになり、ナイチンゲールの要素も加わり高性能化し、機動力が上がったとしても、やはり「無防備さ」は解消されていない感が否めないように思う。
⑥頑駄無真悪参(ガンダムマークスリー)
武者ガンダムシリーズ第一作目『SD戦国伝 武者七人衆編』に登場した人物(機体)である。
武者頑駄無(ムシャガンダム)をはじめとする武者七人衆に匹敵する実力を持つという武者。
しかし、頑駄無軍団の秘宝である「白銀の盾」と「銀狼剣」を強奪し、落雷と共に姿を消すのであった。
その後、彼は異世界(騎士ガンダムの世界)で、心が分裂し、善の心を持つ騎士ガンダムと悪の心のサタンガンダムになってしまうのであった。
後に、騎士ガンダムとサタンガンダムは再び、融合することになり、世界の神「スペリオルドラゴン」として世界を守る事になるのである。
コメント:
「武者ガンダム」の世界と「騎士ガンダム」の世界をつなぐ架け橋的なポジションなのに、「裏切り者」だからか印象が薄い。
なぜかデザイン的にもあまり印象に残らない気がする装備である。
ここまで気配を感じさせない「武者」よりも「忍者」という設定でもありな気がする。
⑦ガルマ専用ゲルググ
ワンダースワンカラー用ソフト『ギレンの野望 特別編 蒼き星の覇者』で登場したゲームオリジナル機。
最大の特徴は頭部にバルカンが追加装備されていることや、ガルマのパーソナルカラーのブラウンで塗装されている点である。↓
コメント:
「ワンダースワンカラー」というマイナーなゲームハードで出たがために、マイナーな機体となってしまったのだろうか?
連邦系の機体はバルカン大好きで、しょっちゅう装備にあるが、ジオン系のMSについているのは案外珍しい気がする。
劇中ではガウでホワイトベースに特攻をかけただけに、ビームナギナタで切込みができるゲルググはガルマには相性がいいのかもしれない。
⑧パーフェクトジオングマークⅡ
漫画『プラモ狂四郎』に登場する機体。
サッキー竹田が狂四郎との決着をつけるため用意したオリジナルMS。
外見と装備は、この前身の機体、パーフェクトジオングと同等だが、機体のサイズは通常のMSと同じで、専用の槍装備を持つところが異なる。
コメント:
「足なんて飾りです 偉い人にはそれがわからんのですよ」とジオング整備士はかつてシャアに語り、
劇中ではジオングは脚無しで戦場に向ったが、
「もしジオングに足があったら…?」という想像を実現させたのが、漫画『プラモ狂四郎』で、サッキー竹田の作り出した「パーフェクトジオング」である。
一説ではこれが『足つきジオング』の元ネタだとされている。
ちなみに、宇宙飛行士の油井 亀美也さんはツイッターで、宇宙空間でロボットに足は重要だとしている。↓
というわけで、脚があって、槍も持って、高性能になった「パーフェクトジオングMK-Ⅱ」の方向性は、あながち間違ってはいないのかもしれない。
槍を持つ姿も意外に様になっておりカッコいい。
ジオング+脚よりも槍の組み合わせの良さに驚いた。
⑨レロ・ズール
この機体はガンダムUCエピソード4に登場したアンジェロの専用機であり、原作にはないゲストMS。
ギラー・ズールの上半身にザクレロを乗せ、アンジェロのパーソナルカラー紫で仕上げたゲテモノMSとして登場した!!
というのは嘘で、2011年に「ガンダムUC」の公式ツイッターで、エイプリルフールネタとして登場した機体。
もちろん本作にも出ていない…はず。
コメント:
見るからにヤバい配色と、アンバランスさが絶妙な機体。
エイプリルフールネタとなってしまったが、いつかスパロボでも隠し機体とかで登場するに違いない。きっと。
⑩ザクスピード
『機動戦士ガンダム MSジェネレーション』に登場したMS。
主なパイロットは、ジオン軍のエースパイロットのエグリー大佐で、少なくともMS4機・車両5台の撃墜スコアがある。
一年戦争末期、ヨーロッパ戦線で、投入された可変MSである。
MS形態はザクに酷似するが、MA形態はジェット戦闘機そのものである。
また可変機のためか装甲は薄い。
↑MA形態これのどこがザクだったか面影もないぐらいの変わりようである。
実戦では非常に高い機動性を発揮し、ジム数機を圧倒したものの、後述する連邦軍の可変MSであるGT-FOURに敗れることとなった。
コメント:
「ザクスピード」という名前は、1968年創業のドイツのレーシングチームからきているという。
一年戦争内に登場した機体としては、あまりにもオーバースペックな面も多く、その存在は疑問視されている。
⑪ガンダムGT-FOUR
『機動戦士ガンダム MSジェネレーション』に登場したガンダム。
一年戦争末期に、G-3ガンダムをベースとして、大気圏内での長距離飛行可能な可変MSとして設計された。
またこの機体の開発計画「G-4計画」では、この機体の他にも、宇宙軍が主体となり、NT1アレックス等が開発された。
操縦には、機体の操作と武器管制のために2名が必要で、コア・ファイターは複座式となっており、
後述のFモードやGモードでは後席が頭部の有視界コックピットに移動する。
主なパイロットは、 ジェームス・A・アーノルド、チャールズ・S・サインツ、アリーナ・ホワイト・ミサキである。
しかし、度重なるトラブルやジオンとの交戦での破損などにより、正式採用される前に一年戦争は終結するのであった。
その後、当時の開発スタッフはニュータイプ研究所他に移籍し、本機の元にアッシマーやギャプランなどの可変MAを開発したとも言われる。
この機体の特徴としては3種類の変形形態が上げられる。
ガンダムGT-FOUR3種類の変形形態
Bモード
「ブースターモード」のことで、航空機形態。
主に移動に用いられるが。飛行は大出力のスラスターで行うため運動性能はあまり高くない。
Fモード
「フライヤーモード」のことで、MSに変形した状態でブースターノズルを展開し、
MS並の機動性と航空機並の行動拡大が目的とした形態。
しかしミノフスキークラフトはMS用に小型化されていないため、ブースターで飛行を行う。
そのため、飛行時の運動性能は悪い。
Gモード
「モビルスーツモード」のことだが、G-4計画の「G」つまり「ガンダム」から名付けられた「Gモード」と呼称。
可変MSのようなフレーム素体は開発がなされていないため関節が脆弱などの欠点がある。
コメント:
(あくまで表面的に考えてだが、)NT1アレックスが「出来損ない」とジオンに呼ばれていたが、それ以上にポンコツなガンダムという印象を受けた。(NT1は言うほど出来損ないでもないから余計にそう思う。)
内部闘争などもあり、G-3ガンダムのデータが十分になかったためだとか、いろいろ事情があったのだろうが、
やはり「登場するには早すぎる」機体だったのだろう。
⑫ガザレロ
ゲーム『SDガンダム GGENERATION』シリーズに登場のアクシズが開発したニュータイプ専用試作MA。
アクシズへ逃れたフラナガン機関スタッフが開発した機体で、メガ粒子砲やオールレンジ兵器ビット、トランスポーター・ビットを搭載し遠距離攻撃に秀でるが、計画プランの段階でキュベレイに敗れ製造されなかった。
コメント:
ザクレロって愛されてんだが、ネタにされているのかよくわからない機体だが、そのコンセプトが含まれた機体。
キュベレイが勝ってよかった。
下手すれば「ハマーン専用ガザレロ」とかも作られたのかと思うと、何とも言えない気分になる。
百式、ガザレロ、ジ・0の3つ巴の戦いはなんだかなー。
⑬ブリトヴァ
『ガンダムX』に登場の新地球連邦軍の試作機体。
後方支援機の本機を「東部戦線の狩人」ことドゥエート少尉専用に、カスタマイズした奇襲・強襲用MS。第27話に登場。
両肩には牽制用のマイクロミサイル、右腕にはルナチタニウム製の装甲も簡単に切断できるモノフィラメントワイヤー(ヒートワイヤー)カッターといった装備をしている。
また劇中では使い棄てのブースターパックを装着し、高速移動を行った。
DXとガンダムエアマスターバーストの奇襲に成功するが、両機の連携攻撃によりワイヤー誘導部を破壊され撃破される。
コメント:
ガンダムXは見たから知っているはずなのだが、覚えていない。
ロックマンの敵ナビとして登場してきそうな風体である。以上。
⑭ドムF(フユンフ)
↑機体のデザインすら統一されていない程、曖昧な機体「ドムフユンフ」。
『ジオニックフロイント 機動戦士ガンダム0079』に登場した機体。
ドムの改修機で移動性能とセンサー性能の改修により、高性能となった。
形式番号からドム・トローペンのベースとなった機体と思われるが詳細不明。
武装はラケテーン・バズーカとヒート・サーベルで、搭乗者は闇夜のフェンリル隊のソフィ・フラン。
コメント:
ドム系は曖昧なものが多く、この機体もかなり存在が怪しい。
フユンフはドイツ語で「5」を意味するが、その意味も何を指すのかは不明。
「0083」にも出たとかでなかったとか、とにかく謎の多い機体の一つだろう。
そんな曖昧な本機だが、搭乗者のソフィが美人であることだけは、はっきりしているからいいのかもしれない。
この笑顔で、ドムの曖昧さも「まっ。いいか!」という気分になるはず。
まとめ
一通りマイナーな機体を上げて見たがいかがだっただろうか?
当然ここに挙げた以上に知られていない機体や設定も多いだろうから、今後も気になったものを上げていくつもりである。
ドム系はかなり穴の多い設定の機体が多く感じられたが、逆に想像の余地があることが「ガンダム」の魅力の一つには違いない。