V2ガンダムが最強とされる2つの理由
以下はV2ガンダムの基本的なスペック。
頭頂高 | 15.5m |
本体重量 | 11.5t |
全備重量 | 15.9t |
装甲材質 | ガンダリウム合金スーパーセラミック複合材 |
出力 | 7,510kW |
武装 | バルカン砲×2 ビーム・サーベル×4 ビーム・シールド×2 ビーム・ライフル(マルチプルランチャー装備)×1 腰部フロントアーマー内機雷×多数 ハードポイント×10 |
搭乗者 | ウッソ・エヴィン、オリファー・イノエ |
その他 | ミノフスキードライブ×2 アポジモーター×42 |
v2ガンダムは、機動戦士Vガンダムに登場したMSで、軍事同盟リガ・ミリティアのウッソ・エヴィンの搭乗機である。
アニメ29話からウッソが乗っていたVガンダムの後継機として登場し、ザンスカール帝国との戦争では、圧倒的な戦力数の差を覆し、たった1機で、戦局をリガ・ミリティアへ傾けたとんでもないMSである。
そんなV2ガンダムだが、宇宙世紀における最強のMS、究極のMSと呼ばれることが多いが、なぜそう呼ばれるのだろうか?
その理由としては以下の2つが挙げられる。
- ミノフスキードライブ搭載機である事
- 汎用性の高い武装(オプションパーツ)の存在
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理由①ミノフスキードライブ搭載機である事
ミノフスキードライブとは、ユニット内にミノフスキー粒子を高圧縮し、任意の方向に開放した反発を推力にする推力システムのことだが、このシステムこそがV2ガンダムを究極たらしめているのだ。
ミノフスキードライブの3つの優れた点
- 測定不能なほどの圧倒的推力を持つ
- 圧倒的な継続戦闘力を持つ
- 慣性制御機能が向上する
①測定不能なほどの圧倒的推力を持つ
作中ではV2ガンダムの重量の11.5tの10倍以上の重量がある、ドッゴーラのテールラッド攻撃を自機の推力で停止させ攻撃を回避したり、エンジェルハイロゥの大気圏降下の際は、降下の重力をV2ガンダムの推力だけで振り切り、離脱できてしまう。
初代ガンダムも大気圏突入能力こそあれ、重力を振り切って離脱ということまではできないのだから、宇宙世紀の技術進歩は目覚ましいものがあるといえよう。
②圧倒的な継続戦闘力を持つ
従来の宇宙世紀のMSは核反応炉式のジェネレータを使っており、推進剤を消費することで推力を得ているが、反発を推力にするV2ガンダムは推進剤を使用しないため、継続戦闘力が非常に高いのだ。
またMSの設計的にも推進剤ありきで設計する必要がなく、機体設計にも余裕ができるため、そこに新たな機能を追加したり、機体の軽量化につなげられたりというメリットも存在する。
③慣性制御機能が向上する
推進剤を使用したバーニア噴射ではないので、機体にかかる慣性や姿勢制御などの負担を軽減でき、パイロットへの重力の影響を抑えつつ機体を動かすことが可能。
これにより、高速移動しつつ、ほぼ垂直に方向転換したり、瞬時に停止も可能といった、従来のMSではありえない動きもできる。
つまり、「物理法則もあったもんじゃねぇな」であり、V2ガンダム=ゲッターロボ説が、ミノフスキー粒子レベルで存在している?
ミノフスキードライブの欠陥「光の翼」
V2ガンダムと言えば、機体の両翼に翼が映えているように見える、光の翼が特徴的だが、実はシステムの欠陥が招いた現象である。
光の翼はミノフスキードライブからミノフスキー粒子が漏れ出した結果であり、システムとしては無駄にミノフスキー粒子が漏れ出ていることに他ならず、敵に自機の位置もさらしてしまうデメリットが発生してしまう。
だが、Vガンダム劇中ではウッソの超人的操縦センスにより、大型ビームサーベルやシールドとしてこの欠陥をうまく活用して戦果を挙げていた。
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理由②汎用性の高い武装(オプションパーツ)の存在
V2ガンダムのメイン武装であるビームライフルやビームサーベル自体は、 Vガンダムと大差ない性能である。
しかし、V2ガンダムの性能を底上げする2つのオプションパーツこそが、究極のMSへとこのガンダムを引き上げるのだ。
V2ガンダムの性能を底上げする2つのオプションパーツとその応用
- 重砲撃支援オプションパーツ
- 高機動強襲オプションパーツ
- 重砲撃支援オプションパーツ+高機動強襲オプションパーツ
① V2バスターガンダム
以下はV2バスターガンダムの基本的なスペック。
頭頂高 | 15.5m |
本体重量 | 13.8t |
全備重量 | 19.9t |
装甲材質 | ガンダリウム合金スーパーセラミック複合材 |
出力 | 7,510kW |
武装 | バルカン砲×2 ビーム・サーベル×2 ビーム・シールド×2 ビーム・ライフル(大型マルチプルランチャー装備) メガ・ビーム・キャノン 機雷多数 スプレー・ビーム・ポッド マイクロミサイルポッド×6 |
搭乗者 | ウッソ・エヴィン |
その他 | アポジモーター×46 |
V2バスターガンダムは、重砲撃支援オプションパーツを装備したV2ガンダムである。
遠距離から敵艦を撃沈させるほどの威力を持つメガビームキャノンや、広範囲の敵をせん滅できるスプレービームポッドで、遠距離から広範囲に高い火力を誇るが、ミノフスキードライブのおかげで、機動性の低下もなく高火力で戦闘することが可能。
② V2アサルトガンダム
以下はV2アサルトガンダムの基本的なスペック。
頭頂高 | 15.5m |
本体重量 | 12.3t |
全備重量 | 19.1t |
装甲材質 | ガンダリウム合金スーパーセラミック複合材 |
出力 | 7,510kW |
武装 | バルカン砲×2 ビームサーベル×2 ビームシールド×2 ビームライフル(マルチプルランチャー付き) メガビームライフル 機雷多数 メガビームシールド ヴェスバー×2 Iフィールド発生器×2 |
搭乗者 | ウッソ・エヴィン |
その他 | アポジモーター×46 |
V2アサルトガンダムは、V2ガンダムに高機動強襲オプションパーツを装備させた状態。
耐ビームリアクティブアーマー、Iフィールドにより、実弾・ビームに対する高い防御性能を実現。
さらに高火力なメガビームライフル、腰部の取り外し可能なヴェスバーを装備し、メガビームシールドを使った広域にわたるビームシールドを展開可能。
ビームシールド展開により戦艦の主砲以上の火力である、ザンネックのビーム攻撃(ザンネックキャノン)を防ぎきってしまうほどの防御性能を持つ。
③ V2アサルトバスターガンダム
以下はV2アサルトバスターガンダムの基本的なスペック。
全高 | 15.5m |
本体重量 | 13.8t |
全備重量 | 19.9t |
装甲材質 | ガンダリウム合金スーパーセラミック複合材 |
推進機関 | アポジモーター×46 |
出力 | 7,510kW |
武装 | バルカン砲×2 ビーム・サーベル×2 ビーム・シールド×2 ビーム・ライフル(大型マルチプルランチャー装備) メガ・ビーム・ライフル メガ・ビーム・シールド ヴェスバー×2 Iフィールド発生器×2 メガ・ビーム・キャノン スプレー・ビーム・ポッド マイクロミサイルポッド×6 |
搭乗者 | ウッソ・エヴィン |
本来は個々の仕様を想定されている2つのオプションパーツを同時に使用したのが、V2アサルトバスターガンダムである。
遠距離攻撃、広範囲攻撃、高火力の使い勝手の良いビーム兵器の攻撃面のみならず、メガビームシールドや対実弾・ビーム防御もぬかりない。
おまけにミノフスキードライブのおかげオプションパーツを装備した際の機動力低下もないため、圧倒的な機動力も持ってしまったのである。
当然ウッソの卓越した技能も要因ではあるが、単機でエンジェルハイロゥを陥落させるほどの結果をもたらしたのである。
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セカンドVとV2ガンダムを比較すると
以下はセカンドVの基本的なスペック。
推進機関 | ミノフスキードライブ |
武装 | ビーム・ライフル(マルチプルランチャー装着) メガビーム・キャノン ミノフスキー・シールド ビームサーベル ミサイル・ランチャー |
搭乗者 | ウッソ・エヴィン |
小説「機動戦士Vガンダム」のV2ガンダムの代わりに登場する、後継機セカンドVの性能はどうなのだろうか?
セカンドVは、Vガンダムの背部(コア・ファイター)に外付けのミノフスキードライブユニットを追加した改造機である。
ミノフスキードライブ搭載機として、V2ガンダム同様の性能が発揮できると思われるが、Vガンダムと同じフレームを使っているため、最大推力を出すと機体が空中分解する欠点が存在する。
また武装面に関してはV2ガンダムと同性能のビームライフルやビームサーベルを装備し、手での装備可能なメガビーム・キャノン、ビーム兵器を防御可能なミノフスキー・シールドを備える。
上記を踏まえて考えると、セカンドVは、以下の理由からV2ガンダムに性能では劣ると言えそうだ。
- V2ガンダムほどの推力は実際に出すのは難しい
- V2アサルトバスターガンダムの様に、複数のオプションパーツを装備すると、ジェネレータが持たない可能性が高い
- ミノフスキードライブの欠陥の産物とは言え強力な「光の翼」は使えない
まとめ
- V2ガンダムが究極なのは、究極の推力システム「ミノフスキードライブ」のおかげ。
- ミノフスキードライブ+2つのオプションパーツによって、攻守共スキがない究極のガンダム「V2アサルトバスターガンダム」が誕生したのだった。
- セカンドVよりもV2ガンダムは実戦で使える圧倒的な性能と実力がある。