スミスがブレイブバーンと判明するまでの伏線まとめ
この記事は、アニメ勇気爆発バーンブレイバーンの登場人物ルイス・スミスが実は、ブレイブバーンそのものだったと分かるアニメ9話までの伏線についてまとめたものである。
こちらを参考に伏線をまとめてみた。
なお、スミスがブレイバーンになった経緯については、10話『日本ではそれをOMIAIという』でのミユ・カトウとスペルビアとの会話で具体的に説明されている。
クーヌスとスミスが共に爆発した際、クーヌスとスミスの魂と身体が一体化。
またクーヌスの時空転移能力が発動したことで、時空を超えてアニメ1話のオアフ島に「ブレイバーン」としてイサミの前に現れたとのこと。
通りでブレイバーンがスミス本人と言うには、なんだか粘着質で「イサミ♡」という感じだったことに違和感があったわけだが、これにはクーヌスの影響していたということなのだろう。
- キービジュアル
- 公式サイトの画像
- OP「勇気爆発バーンブレイバーン」
- 1話の予告
- 1話『待たせたな、イサミ!』
- 2話『イサミィーーッ!そろそろだよな、イサミィーーッ!!』
- 3話『ルル……それが、彼女の名前だ』
- 4話『イサミ、キミはまだ、人というものを分かっていないようだ』
- 5話『それはきっと、私には出来ないことだろう』
- 6話『絶対に大丈夫だ。なぜなら……私がブレイバーンだからだ!』
- 7話『どうするイサミ!こんな時、イサミならどうするんだ!』
- 8話『また会おう、スミス』
- 9話『イサミィ!俺たちで、世界を救うんだ!!』
- ED「双炎の肖像」
- イサミとスミスのプロフィールから
キービジュアル
主人公はイサミ・アオのはずなのに、イサミ以上にスミスの姿が大きく写っている。
イサミとスミスの二人が主人公なのか?とも捉えられるが、スミスがブレイバーンであれば不自然さは消滅するかも。
公式サイトの画像
トップページの画像にも関わらずブレイバーンの手の上にイサミが小さく乗っている。
またスミスはやや緑がかったオーラを放った上で中央で手を天に掲げており、ブレイバーンのコアも緑のオーラを放つ。
ここからブレイバーン=スミスを間接的に示し、ブレイバーンとしてスミスはイサミを手の上に乗せているということを暗示していたのかもしれない。
OP「勇気爆発バーンブレイバーン」
OPの2番「その声をたどり救い出せ、時空さえ穿つ鉾となれ」という歌詞が9話でのクーヌスの時空転移能力を指し示していると考えられる。
1話の予告
ブレイバーン1話の予告映像の主導ナレーションを務めるのが何故かブレイバーンでも、イサミでもなく「スミス(cv阿座上洋平)」である。
そしてサブタイトルをスミスが言うということ自体が、今後の展開(スミスがブレイバーンになること)を彼が知っているからこそ、言わせるにふさわしいのだ。
1話『待たせたな、イサミ!』
- 1話冒頭でスミスが自身がヒーローに憧れていたモノローグからストーリーが始まる
- スミスとイサミがバーで顔合わせをした後、立ち去るスミスの鼻歌がOP曲であり、ブレイバーンと同一説フラグ
- ブレイバーン初登場シーンで「待たせたなイサミ、助けに来たぞ」というブレイバーンのセリフ
- 1話終盤でのスミスの「俺は正義のヒーローになりたかった……戦車でも、ヘリでも、TSでもない」といったセリフが、ブレイバーンの心の声とも受け取れる
- 「これからもよろしく頼む、イサミ」というブレイバーンのセリフ
イサミもこれには「なんで俺の名前を知っている」と返し、続けてブレイバーンは「まだ私の名前を言っていなかったな」と確信があるからこそセリフを述べる。
⇒これはブレイバーンがイサミの話を聞いていないのではなく、自身がスミスであることをごまかすために意図的に行っていたと見られる
2話『イサミィーーッ!そろそろだよな、イサミィーーッ!!』
- 初対面(初交戦)のはずなのにブレイバーンは「変わらないな、お前は」とスペルビアに言い出す
- 拷問部屋のボブにスミスが詰め寄っている際に聞こえた『イサミィーーッ!そろそろだよな、イサミィーーッ!!』というブレイバーンの通信
- 途中イサミが本当にブレイバーンのもとに来てくれるか不安になるブレイバーン(未来での記憶違いからの不安)
- イサミに代わりスミスがブレイバーン乗ると言い出した際に「ルイス=スミス、すまない、君を乗せることは、生理的に無理だ」と答えたブレイバーン
⇒スミスが自分と同じ存在(パラドックスが発生するかもしれない)なのでブレイバーンは拒否はしたが、一瞬スミスの提案にときめき受け入れそうになったのはクーヌスの影響と見られる。
3話『ルル……それが、彼女の名前だ』
- 水中で溺れるブレイバーン
⇒人間だったときの影響 - ブレイバーン内が緑の液体(アビスみたいなもの)で満たされるシーン
⇒アビスとは1989年制作のアメリカのSF映画のタイトル。スミスはアメリカ人なのでブレイバーンが同一人物であることを暗示、おまけにアビスの映画の舞台ではアメリカ海軍が関係している
4話『イサミ、キミはまだ、人というものを分かっていないようだ』
- スミスがルルから彼女の名前を初めて聞くシーンでのブレイバーンの『ルル……それが、彼女の名前だ』という反応。
⇒ブレイバーンがスミスと同一であればルルの名前を知っていて当然である。 - 戦闘用のスーツを着るイサミへのスミスとブレイバーンの反応
⇒スミスは「クール!!」、ブレイバーンは「最高にかっこいいではないかぁ!」とべた褒めであり、ブレイバーンとスミスの嗜好が同じことから同一個体であることを暗示。
(特にブレイバーンの「かぁ!」という部分がスミスのクールという発音に寄せているのもポイント) - ブレイバーンの「すべてが最後のは収束し、つながっていく」というセリフ
- ルルがブレイバーンを指して「スミス!スミス」と呼ぶシーン
⇒これはルルの言い間違いに見せかけたミスリードで、指摘されたブレイバーンは内心焦っていたのだろう - スミスのことが気になるかイサミに聞くと「全く気にならない」と返答され、テンションが下がるブレイバーンは「多少は(スミスに)興味を持ってもいいのではないか」と言い返すシーン
⇒その後「(興味を)持てないか?」とダメ押しで聞いてみるブレイバーンだった - イサミの気晴らしということでブレイバーンは、彼を海兵隊のバーにつれてきたこと
⇒スミスは海兵隊(アメリカ海兵隊 第3海兵遠征軍 第3海兵師団 第3TS大隊C中隊
)所属なのでバーを知っていても不自然ではない
5話『それはきっと、私には出来ないことだろう』
- スパルガイザーのcvがブレイバーンの中の人(鈴村健一)と同じ
⇒スミスが好きな特撮ヒーロー物の『機攻特警スパルガイザー』の主役とブレイバーンが同じcvとなっており、スミスがブレイバーンになったときのボイスイメージはスパルガイザーから来ている可能性が高い - ブレイバーンの趣味部屋にスパルガイザーやヒーロー系のフィギュアが多く展示されている
⇒スミスと趣味が類似し、ブレイバーンの部屋を見たスミスはとても嬉しそうな様子 - 超次元3Dプリンター「ビルドバーン」について解説するブレイバーン、だがスミスそれを知るのは「今じゃない」とのこと
⇒もしかしたらビルドバーンには、デスドライヴズやクヌースの技術が使われているのかもしれない
6話『絶対に大丈夫だ。なぜなら……私がブレイバーンだからだ!』
- 戦闘待機中のイサミとスミスの通信を聞きながら、変形モードで頭だけうなずきまくるブレイバーンは、その後『絶対に大丈夫だ。なぜなら……私がブレイバーンだからだ!』とイサミとスミスに言い放つ
⇒イサミとスミスは困惑した表情をしていたが、「ブレイバーンのスミス」は未来を知っているから当然の回答だったのだ
7話『どうするイサミ!こんな時、イサミならどうするんだ!』
- スペルビアを「食い止める」ことをルイス・スミスに任せるブレイバーン
⇒ルルが乗っていないスペルビアは弱体化しており、スミスでも問題ないことをブレイバーンは未来で知っているからこそできる判断 - スミスだけでスペルビアの対処では危険だと告げるイサミに対して、ブレイバーンのスミスへの自画自賛(窮地の指揮統制能力の高さ)や、スミスが全身脱毛していることを告げる
⇒ブレイバーンがスミス本人でなければ、知り得ない情報ばかりである
8話『また会おう、スミス』
- 格納庫内で変形しながらイサミに近づき「ついにこの時が来たかぁ!」と叫ぶブレイバーン
⇒未来を知っているから以下略 - 出撃しようとするスミスの方を振り向くことなく、語りかけるブレイバーンのセリフ全般、そして『また会おう、スミス』と言う
⇒スミスへのセリフはまさにブレイバーンの予言とも言える
9話『イサミィ!俺たちで、世界を救うんだ!!』
「イサミ勇気だ、勇気爆発だ!」というイサミへのスミスのセリフ
⇒もはや説明不要である。
最後まで己の全てを賭けて、死中に活を見出すべく戦ったスミス‥
クーヌスに捕らわれた外装アーマーをパージすると同時にパイルを打ち込み起爆させ、脱出する。そのはずだったのに、望まぬ結果になってしまいました。
生への執着、運命に屈しない強い想い‥… https://t.co/UdZ6iex4g1
— 大張正己 /Masami Obari (@G1_BARI) March 12, 2024
ちなみに大張監督によれば、スミスがクーヌスに爆発を仕掛けた際には、スミスも脱出するつもりだったが、まさかの特攻になってしまった様子。
ED「双炎の肖像」
- OPでブレイバーンが歌っていたが、裏を返すようにEDでスミスが歌っているということ
- 「戦うことは溶け合うことだろう」「護るなら己を捨てながら」
というEDの1番の歌詞
⇒当然比喩表現だと思われていただけに、これには『本当に溶け合うやつが!己を捨てるやつがあるか!』というツッコミが多く入ったとか。やはりこの場合、服など来ていては溶け合うことはできないため脱ぎ捨てる必要があったに違いない。(だからといって肉体まで脱皮するのはやりすぎではないか?) - Cパート「時を行け振り向かぬまま、共にゆく明日を語りながら」の歌詞
⇒そのまま9話のスミスとブレイバーンである
映像自体にかなり目を奪われる内容となっているが曲自体は普通に良い出来であり、「双炎の肖像」を聞くなら、映像は見ないほうが曲として味わえると思う。
イサミとスミスのプロフィールから
公式サイトによれば、イサミが8月31日生まれの乙女座、スミスが2月14日生まれの水瓶座となっている。
このことからイサミは乙女=ヒロイン、水瓶=入れ物=器=ロボット=ブレイバーンを連想できる。
また、ブレイバーンの中は、緑の「液体(アビスみたいなもの)」で満たされているということも、スミスが水瓶座であることが意図的であることが伺え、イサミもやはりヒロインとして当初から構想されていた可能性が高いと言えそうだ。
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まとめ
一部の人々は高い観察眼でスミス=ブレイブバーンということを話数序盤から推察していたらしいが、ここまで予測を裏切らないのも珍しいものである。
アニメ作中だけでなくOPやEDまで伏線を張り巡らせている出来はかなりすごいと思った(小並感)
また、アニメのクオリティとしても往来のロボットアニメの熱いシーンやお約束などを取り入れつつ非常に面白い仕上がりとなっており、個人的には2024年冬アニメトップの作品だと思う。