前回、MSの支援機開発をアナハイムは行い、その結果、「FXA‐08R-X1 プロト・メガライダー」の開発に着手することとなった。
そして完成したプロト・メガライダーは運用実験を廃棄コロニーで行うが、そこではトラブルに巻き込まれるのであった……。
今回はそんなプロト・ライダーのその当時のトラブルの全貌、そしてプロト・メガライダーの運用実験に随伴した2機の「ジム改」について紹介していきたいと思う。
予期せぬ爆発
プロト・メガライダーは廃棄コロニーで設定されたプログラムに従い、模擬弾の迎撃を行っていた。
そんな中4発目の模擬弾に攻撃を命中させた途端突如爆発を起こし、模擬弾の中に実弾が混ざっていたことが判明したのだった。
だが実弾は複数発混ざっており、それらが収められているミサイルポットは当初の予定の意に反し、コロニー内で無差別に暴発、その結果、コロニーが崩壊をはじめてしまったのだ!!
この危機的状況にプロト・メガライダーの運用支援でついてきていた2機のジム改は、そばにいたランチとプロト・メガライダーの護衛にそれぞれ動く。
迫りくる障害物と唸るメガランチャ―
一刻も早くこの瓦解していくコロニーからの脱出と、外にいる輸送艦との合流を目指し移動を始めるプロト・メガライダーとジム改だったが、コロニー内のヘリウム3ガスの爆発が起きたり、コロニーの障害物が行く手を阻んだりと退避は容易ではなかった。
そこで、プロト・メガライダーに向かったジム改のパイロット「ケリー・イースト」中尉はメガライダーの「メガランチャ―」でコロニーの外壁を破壊し、その破壊穴からの脱出を提案するのだった。
当初予定にはなかったメガランチャ―の発射であり、(と思われる)、発射後に破壊穴からメガライダーも脱出できるかは不確定であったが急遽ジム改からのエネルギーも借用しそれは発射された。
その結果、2機のランチとその護衛のジム改、そして半壊したプロトライダーとその上のジム改は辛うじて、全壊したコロニーからの脱出を図ることができたのだった。
また今回の運用実験でのトラブルの主犯はアナハイム内のジオン派によるものであることが分かったが、プロト・メガライダー自体は、「メガライダー」としてアーガマ隊に搬入されるのであった。
今回登場したMS
RGM‐79C「ジム改」
連邦の主力MSがジムⅡになる頃でもアナハイムでは非戦闘用という事もあり、本機を運用している。
特長としてはコックピットは全天周モニターを搭載し、肩部に暗所作業用のライトや、運用データ収集とその転送に外部センサーが取り付けられていること。
↑指揮官機
今回の運用実験では一般機と、脚部に予備推進機とプロペラントタンクの一体型の装備が付いた指揮官機が使用された。
また非戦闘用のMSではあるが武装も一応あり(設定としては?)60㎜バルカン、ビーム・サーベル、ジムⅡ用ビーム・ライフル、シールドをもつ。
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まとめ
- コロニーでのアクシデントはあったが、プロト・メガライダーの火力と実力は確かなものだった。
- どうでもいいことだが、アナハイムラボラトリーシリーズは以前はPDFで閲覧だったのに、専用のブックリーダーの仕様になり、拡大縮小が今一つ上手くいかないので不便。だからなんだという話であるが、もう少し改善していただけたらありがたいものだ……。