ガンダムSEEDの「種割れ=覚醒」の効果を発動者6名で検証してみた!

種割れ発現者達ガンダムSEED/デスティニー
SEED,種割れの意味とは?
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ガンダムSEEDにおける種割れとは?

SEEDとSEEDDestiny

SEED(左)とSEEDDestiny(右)

2016年、9月にはガンダムSEEDのリマスター版が再放映されるなど、2000年代を代表するガンダム作品のひとつ、『ガンダムSEED』は人気である。

 

この世界では、これまでのガンダム作品に登場してきた新人類(?)「ニュータイプ」とは別に、「SEED」をもつ人物が登場する。

 

「SEED」が覚醒(種割れ)すると、人物の瞳が死んだ目(?)になり、劇中では、戦闘能力が著しく向上し、相手を追い詰める描写がみられた。

 

しかし、個人的には種割れで、一時的にパワーアップすることはわかっても、その正体能力が一体なんなのか分からないままであった。

 

そこで、今回はこの種割れについて調べ、分かったことをまとめみることにした。

 

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種割れの2つの発動条件とは?

種割れの前後

種割れには発動条件がある

発動者たちの発動時の描写から、それぞれ無意識・任意、その発動効果にはある程度個人差が見られる。 しかし、種割れが発動する条件としては2つの大きな要素があると思われる。

  1. 危機的状況や感情が昂ぶった時
  2. 大きな責任があり覚悟を固めた時

当然いつ命を落とすかわからない戦場であることが、種割れの発動に大きく関わっているだろうし、危険故に感情も高ぶるのは、人間の本能とも言えるだろう。

 

この条件は、種割れ発現が明確な5人だけでなく、ジスト・ウェルスにも該当する。

 

また、決意や覚悟もトリガーになっている可能性が考えられる。

人物名種割れの発現理由
キラアークエンジェルを守れるのは自分だけであるため、死ぬわけにはいかず、戦いから逃げないことを決心した。
アスランニコルの仇を必ず取る決意や、ザフトを離れることで後戻りはしない決心。
ラクスザフトを離れ、反逆者にまでなったので、後戻りはしない決心。
カガリ父の残した国を背負わなければならない決意。
シン家族を奪ったフリーダムを討つまで死ねない、アスランもステラもいなくなってしまい、戦いが全てだと決心。

上記のような「覚悟」や「決意」が、種割れの発動に大きく関わっていると思われる。

 

また、ジストも、戦いでの勝利に執着していることから「勝つまで諦めない」と言った決意はあるものと思われ、こちらの条件も満たすといえるだろう。

 

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種割れを発動できる人物6選

キラヤマトと種割れ

SEED作中で、種割れを発現できる人物は多くない

ガンダムSEEDの作中で種割れを発動できる人物は全部で6名登場する。

  1. キラ・ヤマト
  2. アスラン・ザラ
  3. シン・アスカ
  4. ラクス・クライン
  5. カガリ・ユラアスハ
  6. ジスト・ウェルス

※厳密に言えば「SEED」=「種割れ」ではないため、ここでは発動するものを「種割れ」と定義する。

また、『ガンダムSEED』の外伝に当たる『ガンダムASTRY』では、「混沌の申し子」の異名を持つハーフコーディネイター、ジスト・ウェルスが種割れに類似する現象を発現させた。

 

これは本当に「種割れ」なのかは断定できないが、その可能性は高いと言えよう。

 

なお、発動できるのは、コーディネイターだけでなく、ナチュラルも可能(カガリが該当していることもあり)であり、誰にでも可能とされている。

 

しかし開花させ活用できる可能性は、遺伝子的な素質が関係することから、コーディネイターの方が高いとも言われている。

 

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①キラ・ヤマト

キラ・ヤマト

アークエンジェルの危機にキラが覚醒する

『SEED』において、初めてキラ・ヤマトの種割れが描かれるのは第11話である。

 

アークエンジェルが危機に陥った際に、初めて種割れを起こし、それ以降幾度となく発動するシーンが描かれている。

 

フリーダムガンダムに搭乗して以降は、任意で種割れを行うことができるようになっていた。

 

キラの場合、種割れをしてもデメリットを伴わず、戦闘能力全般が底上げされていることが大きな特徴である。

 

回避能力や空間認識能力、射撃適性などの具体的な戦闘能力に直結する要素を覚醒することで、能力を向上させることができるのだ。

 

種割れ自体、「火事場の馬鹿力の映像的表現」とされており、それを科学的に考えるならば、アドレナリン等の脳内麻薬の分泌により集中力向上のこととも言える。

 

だが、集中力が向上することは見方を変えれば、ある種、目の前のことに捉われ、視野が狭くなる(我を忘れるとも言える)という弊害が起きることでもあるのだ。

 

そこで、キラの場合はこの弊害を起こすことなく、理性的・意図的にアドレナリンのコントロールできるため、視野が拡大し、結果的に戦闘能力が底上げされているのである。

 

また種割れを引き起こすことができる人物たちの中で、最も安定して力を発揮している人物とも言える。

 

なぜ彼に可能なのか?と言えば「スーパーコーディネイター」だからなのだろう。

②アスラン・ザラ

アスラン・ザラ

ニコルの仇を取るべく、アスランは覚醒する

ガンダムSEED第30話にて、友人ニコルをキラに殺されたことにより、種割れを引き起こすが、ジャスティスガンダム搭乗以後は、任意に覚醒することが可能となる。

 

また『SEED DESTNIY』では、物語後半でその様子が見られる。

 

アスランの場合、種割れが発動すると集中力が向上するが、特に近接戦闘能力・精神面に対してその特徴がみられるようだ。

 

アスランは不器用で生真面目な性格あることから、1つのことに集中するタイプと言えるだろう。

 

種割れにより、集中力を大幅に向上させることで、(ゲームなどでもアスランは接近戦の攻撃が多いことからも分かるように、)大胆でアグレッシヴな戦術を取ることが多くなるのである。

 

この戦法は、ある意味捨て身戦法ともいえ、視野が狭くなることで、回避能力が低下し、死ぬ確率が上がるので一長一短とも言えるだろう。

 

しかし一般的には、アドレナリン分泌が行われると、視野が狭くなる(我を忘れる)という弊害があるため、それほど不自然ではない傾向だと言えよう。

 

むしろキラ・ヤマトが特殊すぎるのである。(後述のシンもやや特殊だが。)

 

③シン・アスカ

シン・アスカ

地球連合軍のMAザムザザーに追い詰められたとき、シンは覚醒した。

『SEED DESTNIY』第12話において、オーブ離脱戦で負けそうになった際に種割れを発現した。

 

しかし、危機的状況と怒りによる感情がトリガーとなっているため、任意での種割れはできないようだ。

 

また彼の場合、キラと同じく、大きな弊害もなく戦闘能力全般が底上げされていると言える。

 

シンは種割れ中は、怒りの感情がありながら、冷静に自身をコントロールできるため(矛盾しているようだが)、視野が狭くなることなく、キラ同様戦闘能力を全般に向上させることができるのだ。

 

種割れを発動した際、ルナマリアの「キレたってこと?」という質問に対し、「頭の中がクリアになった」というような旨を伝えている。

 

このことからも、シンはアドレナリン等を分泌し、興奮状態にありながらも、冷静さを増していると言えるだろう。

 

④カガリ・ユラ・アスハ

カガリ・ユラ・アスハ

ナチュラルで唯一カガリは覚醒した

ガンダムSEED第49話において、ヤキンドゥーエの戦際、アストレイ三人娘が討たれた事が引き金となり、無意識に種割れが引き起こされた。

 

彼女の場合、具体的な覚醒状態の特徴は不明(発動回数も少ないため)だが、上記の3人同様、戦闘能力の向上が見られた。

 

ナチュラルでは唯一の種割れ発現者である。

 

⑤ラクス・クライン

ラクス・クライン

ラクスの覚醒は他の人物と異なり特殊

ガンダムSEED第49話において、最終戦の最中、種割れを無意識に発現する。

 

上記の4人のように身体能力が向上し、戦闘能力に影響を与えるという描写はなかった。

 

(エターナルで指揮を執るわけでもないため)

 

そのため、一般には「彼女の覚醒には意味がなく、特別な演出目的で存在を出すため」と言われている。

 

しかし一説には、身体能力というより、さらに高次元の、周囲へのマインドコントロールを目的にアドレナリンを分泌している可能性があるとされる。

 

この意味ではラクスの種割れは最も特殊であり、謎が多いと言えよう。

 

彼女は歌姫であることからも、種割れは、言語・思考関係に大きな影響力を及ぼすと推定される。

 

⑥ジスト・ウェルス

ジスト・エルウェス

SEED外伝の人物ジストも覚醒可能だった可能性が高い

ジスト・ウェルスが種割れを起こしたと断定はできないが、そうであると仮定した場合、精神統一を行い、意識的にコントロールすることで任意に種割れを起こしているようである。

 

機械のように正確な攻撃や機体の動作ができるようになり、ロウ・ギュールによれば「心が消えている状態」に見えるそうである。

 

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「SEED」とは一体何だったのか?

SEEDタイトルと種

物語の核心であるSEED

前提として「SEED」という言葉は作品タイトルでもあるが、その概念については関連出版物で説明されたのみで、本編では断片的に言及され、明示的説明はされないものである。

 

それ故に、どこまで考えても、真相は原作者(監督など)のみ知るところであるし、推測の域を出ないが、一応それらしい説明を試みたいと思う。

 

SEED本編では、次の2人の人物がSEEDという力について言及している。

  1. エリカ・シモンズ
  2. マルキオ導師

SEEDとは単なる学説の概念に過ぎない

エリカ・シモンズ

オーブでM1アストレイの開発に携わった技術者だが、SEEDに関する重要な人物でもある

『ガンダムSEED』27話でエリカ・シモンズが、SEED(Superior Evolutionary Element Destined-factor:優れた種への進化の要素であることを運命付けられた因子)=「ナチュラル・コーディネイターを問わず現れる、人類が一つ上のステージに進むための可能性」という概念について言及したシーンがある。

 

彼女曰く、C.E.71年3月28日の時点で、かつて1度だけ学会誌に発表され、議論を呼んだ概念だそうだが、1度だけの提唱に過ぎなかったため、説得力もなく支持されていない学説だったといえるだろう。

 

つまり、SEEDとは、「人類が一つ上のステージに進むための可能性」ではあるが、単なる学説にしか過ぎない概念であり、研究も進んでいないため、詳しくはわからない代物である。

 

また、SEEDの発現がどうして「人類が一つ上のステージに進むための可能性」になるのかは不明だが、人類の可能性だということには間違いがないようだ。

 

SEEDを持つ者の意図

マルキオ導師

キラの命を救ったマルキオ導師にはSEEDを持つものがわかったのだろうか?

もう一人、作中でSEEDに関して言及している人物が宗教家のマルキオ導師だ。

 

アニメには第30話から登場し、キラとラクスをSEEDを持つ者として、特別な存在と評してSEEDについて言及している。

 

しかし、彼が「戦闘中に種割れを起こす人間=SEEDを持つ者」と認識していたかも定かではないし、そもそも戦闘中に発現するかを把握していたかも疑わしいため、何を根拠に「SEEDを持つ者」と判断したかは不明である。

 

さらに、マルキオの提唱する「SEEDを持つ者」という概念が、学説にすぎない「SEED」と関係もあるのかも判断できないのだ。

 

これらのことから、マルキオ導師の「SEEDを持つ者」という概念は、(学説や)コーディネイターの遺伝子的な意味ではなく、自分達の意志で世界の流れに抗うものとして「より先に進んでいる者」=SEEDと定義づけている可能性が高いと言える。

 

この意味では「SEED外伝」ジョージ・グレンの言う「コーディネイター」の概念に近く、彼らは世界を救う(変える)英雄・救世主論化としての意図が強いと言えるだろう。

 

「SEED外伝」のジョージ・グレンによれば、SEEDとは「いずれ生まれでてくる新人類」のことで、コーディネーターは新人類とそうでない人との橋渡しの役割を果たすことが理想としている。

 

最も、SEED本編と外伝では整合性が取れておらず、軋轢が見られるが、マルキオ導師の発言の意図を考える場合は、妥当であると著者が判断した。

 

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「SEED」=「種割れ」ではない?

種割れ

SEEDと種割れは厳密には異なる

種割れ:戦闘時特有の現象(作中ではMS搭乗時のみ描写があったが、白兵戦等においても覚醒は可能とみられる)である。

 

頭上で植物の種子が砕け散るようなエフェクトが挿入され、瞳のハイライトが消失する。

 

この種子は発現させる人物によって色や割れ方に違いがあり、色は人物の瞳の色に対応しているが、福田己津夫監督は「ただの演出であり、特別な能力は無い」としている。

 

また、種割れという現象自体に対し、福田監督は自身のツィッターで「火事場の馬鹿力の映像的表現であり、それによって何かが変わるというものではない」と発言していることや、

 

上記のSEEDに関する人物の言及を踏まえると、「SEED」と「種割れ」の関連性は低い(ない)と言えるだろう。

 

そのため、「SEED」と「種割れ」の関連性は、ゲームや二次創作等による後付け設定であり、SEEDシリーズの本編とは何の関係もなく、厳密に言えば、「SEED」=「種割れ」ではないのだ。

 

しかし実際は「SEED」という概念が上記で見てもらったように、非常にあいまいでややこしいため、「SEED」=「種割れ」の方がコンテンツを扱うものにとって、都合がよいため、決めつけが半ば一般化しているのである。

 

(良いか悪いかは別にして。)

 

なので実質的には「SEED」=「種割れ」という認識も間違いではないのかもしれない。

 

では、種割れとは何なのか?

 

種割れは、「火事場の馬鹿力」だとされているが、もう少し詳細に述べるとすれば一体どういうものなのだろうか?

 

それはコンバットハイのような一種の興奮状態で、アドレナリン等の脳内麻薬が分泌されることで、興奮し瞳孔拡散や集中力が増しているという説明が妥当だと思われる。

 

アドレナリンは「闘争か逃走か (fight-or-flight)」のホルモンと呼ばれ、分泌されると感覚器官の感度上昇等の作用を及ぼし、その作用は瞳孔拡散も伴うそうだ。

 

瞳孔が拡散された状態の眼球はSEED発動時の描写に近いことや、福田監督の種割れが起きたからと言って、何か特別なことが起きるわけではないという発現なども踏まえると、上記の説明が妥当と言えるだろう。

 

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ニュータイプとSEEDの相違を考察

アムロとキラ

ニュータイプとSEEDの違いとは?

ガンダム作品の中で初代ガンダムからずっと語られている「ニュータイプ」とは、人類が宇宙に進出することで獲得(発現)した「分かり合う」ことができる能力を持つものとされる。

 

本来、人が持っている能力が、宇宙進出により突如開花したものである。(※厳密ではなくおおよそ)。

 

それに対してSEEDとは、「ナチュラル・コーディネイターを問わず現れる、人類が一つ上のステージに進むための可能性」であり、どんな概念なのか、それが何を示すのかは不明。

 

つまり、ニュータイプは人の能力、SEEDは人の可能性(可能性=能力とは断定できない)を表したものであるため、比較のしようがないのである。

 

しかしながら、ゲーム等の2次創作物で、実質的には「SEED=種割れ」となっており、種割れは確認できる限りでは多くの場合、パイロットの能力が上がることでMSの戦闘能力も向上している。

 

この点において、ニュータイプもMS操縦に優れている面が多く見られるので、MSの扱いに長けるという面においては、SEED世界の「SEED(種割れ)」=従来のニュータイプと同じものと言える。

 

また上記の通り、SEEDは「誰でも到達しうる可能性」があり、その点でもニュータイプと同様と言えるかもしれない。

 

まとめ

  • 厳密に言えば、「SEED」は「種割れ」と同じ意味ではなく、あくまで一般的に同意義になったにすぎない。
  • ニュータイプとは厳密に言えば異なるが、「SEED(種割れ)」は人類の新しい可能性・MS操縦に長けている点など類似点も多く見られる。
  • 種割れを発動させることができたのは明確には5人、しかし今後次第ではその可能性は広がる。
  • 結局、「SEED」とは一体何なのか?謎も多くわからない部分も多いが、自分なりの解釈をすることができるのも『ガンダムSEED』の良さである。
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