ポケットの中の戦争主題歌等一覧
今回は0080ポケットの中の戦争の主題歌等を一覧にしてみた。
- op『いつか空に届いて』
- エンディングテーマ『遠い記憶』
- イメージソング『夜明けのShooting Star』
- BGM「架空の空」
①op『いつか空に届いて』
たぶんここで出てくる「そら」はこの作品の舞台、リボコロニーの人工的に作られた空間のことだと思われる。
ちょっとだけ切ない曲に聞こえるのは、この作品を見て「運命の皮肉さ」を感じるからだろうか?
ファーストガンダムのララアとアムロの出会いのように……。
こちらの(音楽だけは良い)スパロボIMPACTのバージョンもおすすめ。とにかく速いテンポだが、良アレンジである。
②エンディングテーマ『遠い記憶』
作品を見たからこのエンディングも聞いたことはあるはずなのだが、タイトル通り「遠い記憶」にあるようで、どんな曲か忘れていた。
ゆっくりしたテンポの曲調で昔のNHKの番組「プロジェクトX」のEDで流れていても不自然じゃない曲。
やはり、終盤のことを思い出すと「嘘だといってよバーニィ!!」と言いたくなる。
作品を見たことがある人は分かると思うが↓バーニィがガンダムと戦いに行く前にアルへ向けて送ったビデオレター↓
ビデオレター中の「戦うのをやめると、自分が自分で無くなるような」というバーニィのセリフがすべてを物語っている。
まさに「殺しあうのが正義でないと知って戦う戦場だけど」ということ。
このビデオレターを見ると目から塩を含んだ水が出て「塩不足」になりそうだ…。
やはりこの作品は「ガンダム」だ。
あえて言おう。一緒にこの作品を見て「これはガンダムじゃない!」と言い捨てた彼。お前はバカだ!!
「アンタばかぁ?」という方の可愛い方ではない。
このくらいの剣幕で怒りたくなるぐらいのバカだ!!↓
また、クリスマスには、「ポケットの中の戦争」見ようかな。
ジブリみたいに、クリスマスには「ポケ戦」を定期的に放映してくれればいいのに……。
③イメージソング『夜明けのShooting Star』
しっとりめな曲調が多く、暗めな展開も多い作品だが、少し明るめの曲である。
NT1アレックス(ガンダム)に登場するクリスの中の人(林原めぐみ)が歌っている。
劇中やCD収録されることも少なめなところが残念。
④BGM「架空の空」
ゲームなどで「ポケットの中の戦争」が登場する際にはよく使われるBGM。
ただ、冒頭のイントロ部分はあまり聞かず、中盤以降を音源としていることが多いので、フルで聞くことは案外ないかもしれない。
一見、静かな雰囲気から、次第に緊迫した空間へと変貌していく様子を表しているかのような、音楽が、上手く作品に合っていると思う。
余談:ポケ戦の主人公はアル
あと趣旨とは違うが、二言いたいことがある。
- ポケットの中の戦争は、バーニィ
(シーブック)が主人公じゃあねぇえ!! - ドンパチばかりがガンダムじゃねぇえ!!
ということだ。
1に関しては、民間人の少年アル(アルフレッド・イズルハ)が主人公である。
確かにジオンの新兵であるバーニィとアルは協力して、連邦のガンダムを倒そうとするのだから間違えるのも無理はないが……。
ちなみにアルの中の人(cv浪川大輔)繋がりで、少年アルはこの物語の後、バーニィの所属していたジオンではなく、連邦軍に入隊し、あのロンドベルに配属となった。
そしてガンダムUCでは「リディー・マーセナス」と名をかえ、再び「ガンダム」と関わることになったのであった…。(大嘘)
ちなみに、アルの髪が黄色なのは、きっと、いなくなってしまったバーニィのことを忘れないためであろう。↓
自分で書いててホントの気がしてきたが、紛れもなく私の妄想にしか過ぎず、事実無根である。
さらに言えば、バーニィの中の人(cv辻谷耕治)繋がりで、バーニィは転生して、『ガンダムF91』の主人公シーブックとして登場するのであった…。たぶん。
ポケ戦はつまらない?
2、に関しては、私自身許せないことがある。
あるとき複数の友人とこの作品見て、見終わるとある友人がこの作品「つまらない」と言い出したのだ。
当然考え方は、人それぞれなので気にしないが、そう言いだした理由が私には納得できなかった。
彼はこの作品がつまらないのが「ドンパチがほとんどなくて、ガンダム作品じゃないから」だと言い捨てたことである。
確かにガンダムシリーズはにおける戦闘シーンは見どころには違いないし、この『ポケットの中の戦争』他の作品に比べるとそのシーンが少なめだから、絵的につまらないシーンばかりが続くというのは分からなくもない。
しかし!!!しかしだ!!諸君!!!「こんなのガンダム作品じゃない」と言い捨てることは私は納得ができないのだ。
ガンダム作品は「戦争」をテーマにしているが、「戦争」は実際に銃を持つ者だけが存在して成立するわけではない。
戦場で戦う兵士にも故郷や家族がいるし、そこには「日常」がある。
そんな「日常」の視点からの「戦争」を映し出しているこの作品は、まぎれもなくガンダム作品である。
ガンダム作品とはどんな存在か?
またも話がテーマからずれるが、私はガンダムは好きだが、「戦争」は嫌いだ。
他の生物が必死に生存規模を拡大しようと日々模索する中で、人間だけがわざわざ自滅行為を自ら選んで行っている行為こそ「戦争」だと思うからだ。
その最たるものは核戦争だろう。
もし、核を持つ国が間違えて「核ミサイルのボタンを押しましたテヘ♪」で人類が滅亡したら、情けなさすぎる。
もしかしたらそんな自滅行為すら、生命のバランスを取るための自浄作用だとすれば、本当にこの世界はうまくできていると思うが、それでも如何ともしがたい行為には違いないだろう。
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まとめ
『0080 ポケットの中の戦争』のBGMをまとめてみたがいかがだっただろうか?
作品自体は確かに戦闘シーンも少なく一見「地味」に見えるのは否めない。
しかし、この作品のメッセージ性は確かなものであり、一見の価値がある。
特にバーニィのビデオレターはやはり目にクル。
というわけで、クリスマスには家族で『ポケットの中の戦争』を見てみるのもありかもしれない。