2017年に「スパロボV」が発売されるという発表があった時よりも、Gジェネの最新作「ジェネシス」の発売が決まった時の方が盛り上がりも大きいような気がする。
Gジェネジェネシスは年内発売ということや、個人的にはうれしい「原作追随型」ということもあり、楽しみなのだが、
スパロボVの場合、もちろん楽しみではあるが、「ふーんそうなのかー」で著者の中で終わってしまっていることに気が付いた。
この違いはなんなのか?あくまで著者の主観にしか過ぎないが、その理由を考えてみることにした。
スパロボとGジェネはどう違うのか?
ゲームのカバー範囲の違い
Gジェネもスパロボもいろんな作品から機体やキャラクターが登場し、ロボット作品の祭典ゲームという点では同じである。
しかし、大きな差としてカバー範囲が異なるといえる。
Gジェネは当然「G」つまり、ガンダムに関連する作品で構成されているのに対し、スパロボは、ガンダム関連だけでなく、全く関係ないロボット作品からも参戦している。
画像出典:https://www.youtube.comより
当たり前だが、Gジェネはありとあらゆる「ガンダムゲー」で、スパロボはありとあらゆる「ロボット作品ゲー」なのだ。
このテーマの方向性自体はゲームのコンセプトが異なるため良いと思うが、問題はその範囲である。
Gジェネは「ガンダムゲー」であるが故に、外伝、ガンダムの原作では没になったもの、かなりマイナーなもの等を、従来の作品も残しつつ取り入れている。
(もちろん全てではなく、ゲームが出るたびに参戦しないものも現れて出て一喜一憂することになるが。)
画像出典:https://www.youtube.comより
一方、スパロボは、ガンダムに代表されるようなリアル系と、マジンガーZなどのスーパー系のロボット作品のバランスを考えて出されている。(と思っている)
その為、作品の入れ替わりが激しく、レギュラー参戦していた作品も、容赦なく変更されるということは頻繁に起きるのだ。
このことはコンテンツの新鮮さという点において、当然良い点(スパロボ参戦から、原作作品に興味を抱くなど)も多いが、
半ば今までの作品を切り捨てる?ことになるため一長一短だといえるだろう。
一個人としては、Gジェネのように、スパロボに今まで出てきてた作品も残してくれよ!!と不満に思うのである。
ゲームの自由度の違い
Gジェネでは原作では1パイロットや艦長に過ぎなかったキャラクターだろうと、やられ役の雑魚な機体だろうと、キャラや機体を自由に組み合わせてプレーすることが可能である。
(面白い組み合わせは、戦闘に出なかった民間人×やられ役の機体や艦長キャラのMS搭乗だと思う)
スパロボにも「乗り換え」や(一部では)好きな武器を付け替えるなど、
自由に機体やキャラクターをアレンジすることができるが、その度合いはGジェネに比べて低いように思うのだ。
画像出典:https://www.youtube.comより
「乗り換え」においては、例えばガンダム系パイロットは同じ作品登場の機体にしか乗れないなど、
どうしても大人の事情(版権)の範囲でしか好き勝手できないのである。
たまには「ガオガイガー」に乗るアムロや、「スコープドック」で戦う甲児など、作品の垣根を越えた自由な組み合わせを試してみたいのだ。
そのようなIFはスパロボでは、動画のMADぐらいでしか見られず、残念な次第だと思うのだ。
このような垣根を取り払ってこそ、ロボット作品の祭典ゲームだろうし、その点で、Gジェネはプレーヤーの自由な楽しみ方を確保していると言えるだろう。
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まとめ
・従来参戦した作品が頻繁に入れ代わるスパロボの特徴は一長一短、(全てではないが、)Gジェネは従来の作品も含有している点が魅力の1つ。
・Gジェネに比べスパロボはプレーヤーの自由度が低い、垣根を越えたアレンジがあれば、もっと楽しめるだろう。