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【ガンダム00】軌道エレベーターは2050年に実現する件について

ガンダムシリーズ
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ガンダム00の軌道(宇宙)エレベーターについて

『ガンダム00』は、現在の人類の300年後の未来、2307年を舞台とした作品である。

その中では、未来には存在するであろう建造物がいくつか登場し、

代表的なものとして「軌道エレベーター」が登場する。

20081013-28

画像出典:hipolyman.blog27.fc2.com

このエレベーターは、地上3か所の赤道に、高さ5万メートルの巨大な施設を建造したもので、

人や物資の輸送だけでなく、地球軌道上にある太陽光発電衛星と連結し、地上に電力供給も行う重要な施設となっている。

『ガンダム00』の世界では、深刻なエネルギー資源不足であるため、天候に左右されず、消滅しない限り、

無限供給される太陽エネルギーを用いらざる負えなかったのである。

この軌道(宇宙)エレベーターの構想は『ガンダム00』をはじめSF作品の中で見られ、

現在はフィクションの中だけの話だが、少しずつその実現に向けての準備が進んでいるという。

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宇宙エレベーター実現について

このエレベーター開発に向けて取り組みを行う大林組によれば、

2030年にエレベーターをつなぐケーブルの建設を開始した場合、

2050年にはエレベーターの運用が可能になるという。

エレベーターの基礎は、地上(赤道上)・地球の重力・自転の遠心力が中和する、

約3万6000Kmの静止軌道上にターミナル駅を設置。

(それだけでは地球の重力で落下するので)バランスを取るため、地球の反対側にもケーブルを伸ばし、

その全長は地球から月までの距離の約1/4に相当する約9万6000kmに及ぶという。

エレベーターの要となるケーブルには、鉄よりも軽くて丈夫なカーボンナノチューブ(CNT)の素材使用が想定されている。

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画像出典:Wikipediaより

約9万6000kmもの長さのケーブルは、最大幅48mm、厚さ0.004mmで、重さは20tにもなり、

ケーブルを敷設した後はその強度を高めるため、その厚さを増す作業を行い、最終的に厚さ1.38mmを目指すという。

ちなみに、宇宙エレベーターが運用可能になるまで20年程かかるが、

ケーブルを静止軌道上まで運び、地球と反対側に向けて伸ばす作業に約1年、太くしていく作業に残りの年数が必要だという。

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宇宙エレベーター実現のメリットと課題

メリット:宇宙進出が容易になる。

その最大のメリットは、ロケットに代り、宇宙空間へ探査機や有人宇宙船を飛ばせる点である。

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画像出典:Wikipediaより

1度エレベーターを設置してしまえば、

ロケットでの打ち上げに比べ、2ケタも宇宙進出のコストが下がるとも言われ、

将来は安価に人々が宇宙旅行をできる時代に近づくのである。

また、容易に人や物資の輸送が可能になることで、

地球外で採掘した資源の輸送や、

ガンダム00で登場した太陽エネルギーを活用したエネルギー供給施設の建設にも期待ができるという。

課題:莫大な建造費がかかる。

完成すれば人類の宇宙進出は飛躍的に加速するであろう宇宙エレベーターだが、実現には課題も存在する。

最大の課題はやはり「金」である。

その金額はターミナル駅やケーブルの建設に約10兆円程がかかると試算されているそうだ。

しかし国際宇宙ステーションですら、400キロ上空に建設するのに5兆円かかったと言われているため、10兆円程度で済むわけがないのでは?と思う。

個人的にはどうでもいい、東京だけのお祭りである2020年の「東京オリンピック」なんかにお金を使うくらいなら、

こっちの方が夢や希望もあるし、完成した暁には感動も大きいと思うので投資するべきだと思う。

それに、宇宙エレベーター建設は1国だけでの取り組みでは困難である。

1国だけで行えば、宇宙関連ビジネスの独占につながるし(現にガンダム00では3か国による独裁体制だった。)、

敵対国などによるケーブル破壊のリスクは大きい。

平和の祭典より再建を。

言い換えれば、宇宙エレベーターの建設は世界平和が前提で行われるもので、世界平和を趣旨に置くオリンピックとその意味では同じものである。

そう考えるなら、地上を這いつくばって、人類の自己満足を演出するだけのオリンピックは辞めにして、

本来使われるはずだった予算を、宇宙エレベーター開発に回してはどうだろうか?

人類の協力がオリンピック以上に求められる宇宙開発。

その意義は大きいし、人類の発展に大きく影響することは間違いないのだ。

この他、宇宙エレベーター開発に関する技術的な問題も大きい。

宇宙エレベーターに使用するケーブルには、約9万6000kmの長さのカーボンナノチューブ(CNT)の結晶が必要である。

しかし、現在の技術では条件を満たす長さを作り出すことができず、隕石や宇宙デブリ、放射線からケーブルを守る技術の確立されていないという。

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まとめ

・『ガンダム00』の軌道エレベーター実現はすぐそこまで迫っている。「アニメじゃない!ホントのことさ!」

・エレベーターが完成すれば、人々が気軽に宇宙旅行ができる時代がやってくるかも!!

・金と世界平和と技術の確立が課題だが、エレベーター完成は人類の宇宙進出を飛躍的に向上させる、夢と希望のプロジェクト。

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