2016年、10/10、脳幹出血のため49歳の若さで、声優田中一成氏が死去した。
田中一成氏もかかった脳幹出血とはどんな病気?
脳幹出血とは、「脳出血」の一種で、前触れなく突然発症し、生存率も低い病とされている。
おそらく田中氏自身も予期せぬ内に病に倒れた可能性は高い。
突然の頭痛で発症することが多く、めまいや物が二重に見える、手足のしびれ、言語障害といった症状が表れ、
大量出血をしている場合には場合には呼吸障害や意識障害も現れる。
そして発作後数分で死に至ることが多いそうだ。
またこの病気は、田中氏のような40~50代が発症しやすく、高血圧かつアルコール摂取量・喫煙量が多い人がなりやすいという。
脳の神経が多く集まるため、手術は不可能とされ、命を取り留めた場合も、後遺症が残ることが多い難病である。
田中一成氏の出演作品について
画像出典:https://blog.xuite.net/より
『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』では、P.L.A.N.T最高評議会委員オーソン・ホワイトや、
『コードギアス 反逆のルルーシュ』では黒の騎士団創設時からのメンバー玉城真一郎を演じた。
オーソン・ホワイトは正直印象にないが、玉城は感情的な面が多く、何かとお調子者であり、事あるごとにルルーシュの作戦や指示に突っかかっていた。
画像出典:m.seesaawiki.jpより
ゲームなどでも能力値は低めで、目立った活躍こそない(むしろ足を引っ張っていた気も)が、
KMFで出撃する度に撃墜されても『ガンダム00』のコーラサワー並みにピンピンしている無能生存体不死身なキャラであった。
正直ゼロも戦力外と評価してたが、人間的には悪い人物ではなく、どこか憎めないキャラを田中氏は演じていたように思う。
他にも、『銀魂』で1期序盤登場した、カトケンという気弱でお人よしで、どこか情けないキャラクターも演じていた。
画像出典:mt3952.pixnet.netより
銀さんたちの助力もあり、だまし取られた土地・権利書も取戻し(離れ離れだった家族も)、
その後は人気芸人として「カトケンサンバ」という曲によりブレークしたようだ。
田中氏の演じた役は脇役が多く、おせじにもヒーローとは呼べる人物は少ないように感じたが、「どこか嫌いになれない人物達」という点では共通しているように思える。
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まとめ
・急逝された田中一成氏は、不死身の玉城のようにしぶとく復帰することなく、旅立たれたのは悔やまれる。
冥福を祈りたい。
・どこか憎めないキャラを忘れることはない。永遠に不滅だ。