【ファーストガンダム】ジオンはなぜ水陸両用MSを開発しまくったのか?その4つの理由を考察してみた。

ゴッグとアッガイガンダムシリーズ考察
ゴッグとアッガイ
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ジオンが水陸両用MSを開発しまくった4つの理由とは?

アッガイとアッグシリーズ

アッガイと、ジャブロー攻略のために計画されていたアッグシリーズ

一年戦争開戦当初、ジオンは地球連邦との戦争を優勢に進め、連邦軍の宇宙での拠点はルナツーを除き壊滅し、ジオンの主力部隊は地球へ降下。

アムロがガンダムに乗るころにはジオンと連邦軍の主戦場は地上へと移っていた。

そんな中、ジオンは「機動戦士ガンダム」のアニメ劇中に出てきただけでも、以下の5種類の水陸両用MSとMAグラブロの通称『ジオン水泳部』のメンバーを生産していた。

  • MSM-03 ゴッグ
  • MSM-04 (MSM-04F) アッガイ
  • MSM-07 ズゴック前期型(量産型ズゴック)
  • MSM-07S ズゴック後期型(シャア専用ズゴック)
  • MSM-10 ゾック

一方の連邦は、劇中で水陸両用MSは一切登場せず、M-MSVでやっとアクア・ジムや、水中型ガンダムが登場する程度である。

アニメ未登場やMSV、派生機など、その他一年戦争時の機体という設定であれば、その数は倍以上に膨れ上がることからも、ジオンは水陸両用MS、MAを重視していたことがうかがえるがそれはなぜなのだろうか?

以下でその理由を考察してみることにした。

  • 理由①ジオン公国の「地球」への理解が足りなかったから
  • 理由②ビーム兵器搭載のため
  • 理由③戦線維持のため
  • 理由④商業的な理由

理由①ジオン公国の「地球」への理解が足りなかったから

サイド3と地球

サイド3と地球

「機動戦士ガンダム」のアニメの冒頭のナレーションでも流れるが、地球から最も離れたコロニーサイド3がジオン公国を名乗り、地球連邦に対し戦線を布告するのがストーリーの始まりである。

つまり地球の実態は良くわからないものの、地球からジオンは支配を受け続けているため、そこからの独立を目指してジオンは戦争を仕掛けたのである。

とは言え、地球のデータ自体は知っているだろうから、開戦前には「地球は7割が海に覆われている」という情報を入手していたことだろう。

そして「地球の大部分を占める地形を制圧できれば勝利が近い」と考え、水陸両用MS、MAの開発に注力した可能性が高いのである。

しかし地球に住む我々からすれば、「残りの3割の陸地に人々が住んでいる」と言うのは常識だが、ジオンの人々は地球の実態をよく知らないがゆえに、そのことに気づくことなく量産体制が進められていったのだろう。

劇中ではランバラル隊が地球に降下する際、ラㇽの部下が雷が落ちる聞き、「連邦の新兵器による攻撃か!?」と動揺するシーンからも、ジオン公国の人々にとって地球とは、心理的にも、物理的にも程遠いものだったのであろう。

連邦政府が地球からスペースノイドを支配し、その実態を知らないように、アースノイドの実態をジオンをはじめとしたスペースノイドも知ることはなかったのである。

 

理由②ビーム兵器搭載のため

ゴッグ

メガ粒子砲を使い(左)、ガンダムのガンダムハンマーを設け止めるパワーがある(右)

ジオンの主力MSザクⅡには、ビーム兵器が搭載されていないが、これは技術的な問題で、ビーム兵器を使用するにはジェネレーターの出力が足りなかったり、冷却機能が十分でないという事情があった。

この点を克服したのが水陸両用MSとして完成したゴッグである。

ゴッグは腹部にメガ粒子砲を2門装備し、冷却機能に海水などの冷却水を使用したのである。

なお、陸上でも機体内部に冷却水を貯蔵することで1 、2時間の活動が可能だが、水中よりは効率が落ちるという問題は残されていた。

ガンダムとゲルググ

ガンダムとゲルググのビームライフル

結果的にビーム兵器搭載機のジオンの主力機は、MSゲルググの登場まで待たなければならなかったが、そのゲルググも戦争末期で大きな活躍の機会がなかったというのは、残念な話である。

この点では、連邦軍のガンダムのビームライフルをはじめとするビーム兵器の技術の完成度が高いだけでなく、後にはジムにも搭載されるほどの汎用性を持っていたかが分かるだろう。

 

理由③戦線維持のため

シャアのマッドアングラー隊とシャア専用ズゴック

シャアのマッドアングラー隊(左)とシャア専用ズゴック(右)、ホワイトベースに見つからずに後を付けて、ジャブローの入り口まで追跡するには潜水艦が必須だったのだろう。

ルウム戦役をはじめとした、地球連邦の支配地域を勢力に収めていくジオンだったが、制圧箇所が増えれば、防衛や補給などの戦線維持が急務となってくる。

しかし、地球連邦よりも国力も人員も少ないジオンに余力はない。

そうなると、陸上の連邦軍の部隊を真正面から相手取るよりは、潜水艦などから出撃し、水中から上陸して奇襲を仕掛けたり、逆に陸上から水中への退却をした方が効率的だったのかもしれない。

空中だと、地上と空中の2方面からの敵を相手取ることになるかもしれないし、地上も当然進行しずらいはずである。

つまり広大な海域をゲリラ的戦術で利用するためにも、水陸両用MSは必要だったのだろう。

(特にオデッサ作戦以降は、地球でのジオン敗北が決定的だっただけに、よりゲリラ戦法で抵抗するしかなくったのだ。)

フライマンタと61式戦車

戦闘爆撃機のフライマンタと61式戦車。
一年戦争時では、MSが登場してもなお、連邦の重要な戦力として陸空で活躍した。

一方の連邦は、いくら水中でジオンが身を潜めようと、結局のところ資源や物資などの重要な施設は陸上にある事を十分把握しているし、陸や制空権さえ確保できれば防衛も追撃もできるという理解をしていたことだろう。

また連邦としては、いずれジオン本国のある宇宙へ進出も考え、それにリソースを割きたいと考えていたことだろうから、わざわざジオンに対抗して水陸両用MSを大量生産するような「非効率な」ことはしなかったのだ。

 

理由④商業的な理由

ゾックとグラブロ

MSゾック(左)とMAグラブロ(右)

「機動戦士ガンダム」放送当時は視聴率が低かったこともあり、スポンサーの要望によって「試作機が投入されたという設定」により、次々と新MSやMAを登場させざる負えなかったという。

この流れで地上用のMSとしてグフやドムが登場したが、そのバリエーションを増やすためにも、水陸両用MSやMAが必要とされたのだろう。

ガラダK7とダブラスM2

マジンガーZに登場した機械獣。 ガラダK7(左)とダブラスM2(右)

また、これまでマジンガーZなどのロボットアニメのイメージでは、敵=怪獣ぽいものが主流であったため、(主人公達の敵としてのジオンになら)怪獣ぽいようなクローを装備したようなMSを登場させても良いという判断もあったと思われる。

一方で連邦側にそれらが求められなかったのは、上記の理由に加え、作品の主人公がアムロとガンダムだったからだ。

地球連邦に所属する機体、ガンダムに乗ったアムロが主役なのだから、連邦に水陸両用MSなんて導入された日にはアムロの見せ場が減ってしまう。

それは何としても避けたいし、むしろ水中と言う不慣れな場所でも、ガンダムとアムロが活躍してこそ、その名に箔が付くというものだから、連邦に水陸両用MSは用意される想定などなかったのだろう。

 

まとめ

作中でのジオンと連邦の考えの違いや、機動戦士ガンダム放送当時の環境や大人の事情から、水陸両用MS・MAは登場させられた可能性が高いが、そのおかげもありガンダムの人気が続いているのだから、どうなるかはわからないものである。

個人的にはゴッグを手直しして直すところばかりだから、ほぼ別物と化した0080に登場するハイゴッグが好きである。

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