今や、日々ITの技術は発展しているが、その中でもAI(人工知能)の技術も目覚ましく進化しているという。
YAHOOニュースの記事「AI小説や絵画などの著作権問題 考えられる課題と方向性」(https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160730-00000002-wordleaf-sctch)を見て、少しAIについて考えてみたくなった。
※あくまで個人的な妄言であり、信ぴょう性・正確性には欠けている恐れあり。
↓は記事より引用。
今年3月、人工知能(AI)を搭載した囲碁ソフトが、初めてプロ棋士に勝利する快挙を成し遂げました。
同じ3月には、ショートショートの文学賞「星新一賞」でAIが制作した作品が一次選考を通過したことが話題になりました。
AIの技術開発は目覚しく、実際にレンブランドの作風を完全自動化して描けるなど、今では人間の手を煩わせることなく、小説や絵画を制作できるまでになっています。
これまでも、我々は、見えないところでAIやIT技術の恩恵を受けている。
工場の機械によって超高速生産されたおいしい冷凍餃子を食べたり、
お掃除ロボット「ルンバ」に家の中をきれいにしてもらったりなど、従来人間が労力を費やしてきた事をロボットが肩代わりしてくれるのはありがたい話である。
今、書いている記事だって、PCで入力することで、ある程度誰でも読める「整った字」であるから、
皆さん読んでくださるだろう。もし今まで書いた記事が、私の鉛筆などで手書きしたモノだったら誰が読むのだろうか?
書いた本人ですら読みたくないほど字が下手くそなのだ。
(それが良いんですよ!それが!って万が一にも思ったなら、そこのあなたはどうかしているぞ。)
AI小説の問題点……?
話を上記の記事に戻すが、ショートショートの神様である星新一の文学賞で、AIの書いた記事が一次審査を通過したというのは、私にとってはかなり衝撃的だった。
将棋や囲碁ならば、膨大な手の打ち方があるとは言え、決して無限ではないだろう。
だから、いずれはAIが膨大な手数から最善を選び攻める問ことも、可能になると思っていた。
(複雑であっても、プログラム化できる範囲だと思ったため)
しかし、今回は人間のAIやITに唯一勝るといっても過言ではない、無限の「創造性」が発揮される「小説」において、(おそらく)人間の審査員が選んだ中(審査の仕方は知らないが)でも、
「人間の作る作品より、AIのそれの方が、価値ある」と判断されたという点が衝撃的だったのである。
今、世の中にある仕事のいくつかは、AIやIT技術の発展により人間を必要としなくなるという。
その中でも、人間の「創造性」を必要とする仕事は、これからもあるだろうといわれていたが、
この出来事は(突き詰めて考えれば)それすら否定しかねない深刻な内容だと私には思えるのだ。
本来、IT技術やAIを発展させてきたのは「人々がより便利になるため」という目的があったはずだ。(と思いたい。)
操る側の人間が、AIに操られる時代になりつつあるのかも…
しかし、今や架空の話とも思われていた「ロボットが人間を駆逐する」ということが、
さらに加速して現実味を帯びてきた気がしてならない。しかも今度は、ロボットに勝る点を何一つ持たないままに。
『ガンダムW』では、人が乗らずとも、MSにAIを搭載した「モビルドール」が登場したり、
『ガンダム00』でも「オートマトン」という無人殺戮兵器があった。
F91に登場の「人間だけを殺す機械」であるバグもまたしかり。
画像出典:orb01.blog107.fc2.comより
↑「ガンダム00」のオートマトン。劇中では、無差別殺人を機械的に行い、見ていて胸糞悪かった。
F91のビルギットさんじゃなくても、これは感情的に堪えるものがある。
現実でも無人殺戮兵器は開発されているとも聞くし、事実はわからないが、武力(肉体的な力)の面では、もはやAI(機械)>人間となっているのは確実だろう。
しかし、今度は人間の精神面たる「創造性」においても、彼らは食い込んで来ようとしているのだ。
まるでATフィールドを打ち破るように……。
画像出典:pachi.suisei.infoより
まとめ
もちろん、すべてがすべて悪いわけではない。
例えば、初音ミクに代表されるようなボーカロイドが誕生したからと言って、人間の歌手がいなくなったわけではないからだ。
それはそれで個性良いとも思う。当然上記で書いたような、工場生産のおいしい餃子やルンバなどの件は言うまでもない。
しかし、更に技術が発展していき、行き着くところまでたどり着けば、
突き詰め「人間なんて全ての面AIで代替可能。むしろAIの方が優れている」という時代も、遅かれ早かれ来るのではないかと思う。
そうなれば、追いやられた人間はどうすればいいのだろうか?などと考えてしまった。
もちろん今日・明日に急速に変化するということではないが(そうかもしれないが)一言言いたい。
「AIは人間次第で、神にも悪魔にもなれる」
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