前回、「機動戦士ガンダム Twilight AXIS」 第17回を読んでみたネタバレ感想はこちら↓

前回のあらすじ
未だ健在するクレヴェナールに対し、アルレットを守る為にボロボロになったR・ジャジャで戦いを挑むダントンを、
アルレットはただ見ていることしかできなかった。
しかし、共に過ごしてきたダントンへの想いに呼応するようにアルレットの身に着けていたサイコフレームが光り始め、
その光はアハヴァ・アジールを通して交戦していたダントンや敵であるクァンタンをも包み込んだ!!
サイコフレームの共振によりダントンとアルレットの過去が辺りを駆け巡る中、
強化人間であるクァンタンもこれに共振し、2人の過去を垣間見てしまう。
これにはクァンタンも、弟と2人全てを失い生きていた頃を思い出させるものの、
逆上しダントンたちを仕留めんとミサイルのハッチを開くのだった!!
画像は注記のない限り、全てhttps://g-twilight-axis.net/より
最終ラウンド!!
クレヴェナールからはミサイルの雨あられが降り注ぐ中、ダントンはR・ジャジャのビームサーベルでそれらを捌きながら考えていた。
赤い彗星、シャア・アズナブルがダントンの思い込みだったとしても、彼とアルレットの間に「家族」を見ていたなら……。
やることは一つ。
ここで終わるわけにはいかない。
シャアの為にも「ダントンとアルレットは生き続けなければならない。」と
そしてダントンが背後の相棒に叫ぶと、それに応えるように、アルレット、アハヴァ・アジールは精神感応兵器、「ファンネル」を展開する!!
ファンネルはアルレットの意のままにクレヴェナールに次々と襲いかかり、無数のビームの光がアクシズ表面を赤く照らすのだった!!
訪れる静寂
クレヴェナールが爆炎に消えていく中、アルレットは自身につい先ほど起きた奇跡を力なく思い返していた。
サイコフレームが光を放ち、アハヴァ・アジールはファンネルを起動した。
しかし安堵のまもなく、爆発の中にあるはずのクレヴェナールから1機の機影が姿を現す!!
その正体はガンダムトリスタン。
アームドベースであるクレヴェナールからガンダムはパージし、クァンタンは笑みを浮かべながらアハヴァ・アジールへと機体を向ける!!
とは言えガンダムトリスタンも既に稼働領域を超え限界が来る中、
ダントンは「休んでろ。ここからは俺の仕事だ」とR・ジャジャのサーベルを構えガンダムに対峙する!!
画像出典:https://www.yatate.net/より
ガンダムのビームサーベルとR・ジャジャのサーベルが互いの頭上に振り下ろされんとしたその時、二機の間に割って入る機影が!!
それはバイアラン・イゾルデ、クァンタンの弟ヴァルターは「時間切れだ、兄貴」と、通信を入れ2人の戦いを止めたのであった。
ヴァルターもサイコフレームの共振でダントンとアルレットの過去を感じ取ってしまった以上、
「この状態で戦うことはできない……。」
クァンタンはかつて資料映像で見たアクシズ落下を連邦とネオ・ジオンの兵達が協力しとめる光景を、
やっと理解できるような気持ちになりながら、
弟のバイアランに支えられつつ、その場を離脱するのだった……。
別れと……。
敵のガンダムとバイアランが離脱するさまを見ながら、ダントンとアルレットは複雑な感情で残されていた。
ダントンはもしもの時は相打ちにしてでも敵を倒す気でいたが、
アルレットの「ダントンが生きてくれてよかった、誰も殺さずにすんで」と言う言葉を聞き、トリガーに指をかけたままの自分に気づいた。
もう誰も殺すことはない。
洗濯物もたまっている。
ダントンは戻る場所を想いながら、
ポートの方から、メーメット達の乗った揚陸艇が近づいてくる。
アルレットは遥か彼方に漂うサザビーを、かつて憧れた2度と会うこともないその男に別れを告げると、
ダントンと共に揚陸艇と合流する為、歩み始めた。
感想。
ダントン&アルレットにとってこの結末は悪くないと思うけれど、クァンタン&ヴァルターにとっても良かったのだろうか?
もちろん兄弟ともに生存したことは良いと思うけれど、バーナム内での立場が悪くなったりしないのか?など余計な事を考えてしまう。
とは言え野暮なことは置いておいて、ダントン達も、クァンタン達も新たな道へ進むのだろう……。
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まとめ
・サイコフレームは奇跡を起こし、アハヴァ・アジールはファンネルを放つ!!
・アクシズの奇跡再び!? ダントンたちの戦いは「戦いをやめる」ことで決着へ。
・シャアの意思を受け継ぎ、ダントンとアルレットはこれからも生き続けていく!!