前回、装甲騎兵ボトムズ 鉄騎兵堕ちる 第6回 を読んだネタバレ あらすじ!! はこちら↓

前回のあらすじ
ノースギガントに試合でぼろ負けし、自身のATも大破したフィローは、パルを誘い完敗を祝うため?バーへ赴く。
そこでノースギガントと出会い、フィローとパルは打ち解けたことで、パルのフィローへの真意や、フィローの例の不吉な噂への本心を語ることに。
いつの間にか飲み明かし、フィローとパルがホテルへ帰ると、そこには新たなフィローの用のAT、ブラッドセッター(改)が届けられているのであった。
興奮するパルと、リアルバトル、ゴルテナの街を巻きこむトンデモナイ大事にことに不安を感じるフィローだったが、
その様子を見ていた「バイオレットバイパー」の女はフィローに捨て台詞を残し後を去るのだった……。
荒野と硝煙の臭い。
画像出典:Public Domain Picturesより
フィローは荒野にいた。
アルコールの酒毒を抜くために、退屈をやり過ごしながらゴルテナの街から少し離れたところに野営していた。
時折ガラッチを欲する衝動が襲ったり、タイミングを見計らったかのようにフィローの下へ届いた鮮血のAT『ブラディーセッター』のことを考えたりしていると、
偶蹄類の動物クルーブの群れ、それを追いかける肉食獣ウルグゥンの狩りの様子が見え、それを見ていたりもした。
そんなこんなで3日間荒野で過ごし、バイクで町へと戻っている途中、様子のおかしいトレーラーに遭遇する。
その後を追っていくと、トレーラーはバトリング会場裏の駐車場に停車し、中からは血相を変えた黒いギロチンこと、デドルアン・デロールが降りてきた。
デドルアンに訳を訪ねると彼からは「道が封鎖されている! この街からは出られねえ!」との返答が。
と言うのもデドルアンは例の黒い噂、「全員がリアルバトルに巻き込まれる」という事を信じ、
トレーラーで街から脱出を試みたが、謎の武装集団が道に居座り、追い返されたというのだ。
このデドルアンからもたらされた情報はすぐにバトリングの選手の間に知れ渡り、選手たちは一様にバトリング会場、コミッションセンターに押し掛けるのだった。
暴かれる、街を賭けた大博打。
画像出典:フォト蔵より
バトリング選手たちの殺気立った雰囲気の中、事情を説明する為、コチャックの様な小太りの小男が現れた。
選手たちは口々に例の噂についてどうなっているんだ!!と声を荒げる中、
小男はしどろもどろにバトリングの売り上げが落ちていること云々カンヌンを説明し始める。
そして端的に言えば、「いずれにしてもこの街はおしまい。最後の打ち上げ花火として企画されたのが今回の集団バトルなのです」
「街のみんなも最後の大ばくちと承知しております」
とゴルテナの街を巻き込んだリアルバトルが開催されることを認めてしまったのである!!
選手たちからは当然困惑の声が聞こえ、集団バトルと聞き、レッドショルダー隊員の選抜育成システム、仲間同士で死闘をする「共食い」を思い浮かべるものもいたが、
小男は続けて、市街戦リアルバトルを、ここにいるバトリング選手達vs(デドルアンが見かけた道を封鎖している)謎の武装集団の二手に分かれて行うと説明するのだった。
選手たちはそれでも大ブーイングの嵐だったが、小男は気にもかけず、選手たちの目の前に金貨の大量に詰まった袋を見せ、
ものごとは来るところまで来てしまった以上、降りることはできない。「ま、いうなれば一蓮托生」と言い放つのだった。
こうして、ATにリアル用の武器が換装され次第、リアルバトルと言う名ばかりの「戦争」がこの街で起ころうとしていたのだった。
そして選手たちこと、ボトムズ野郎どもは、差し出された金貨を各々掴み解散する……。
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まとめ
・遂に始まるリアルバトルと言う名の戦争。またも巻き込まれるフィローはその目に何を見るのか?
・ゴルテナの街の大博打、最後に勝つのはいったい誰!?謎の武装集団の正体とは?
次回、波乱な予感から目が離せない!!