前回、ミレニアムソーン 第4話を読んでみた ネタバレあらすじ!!はこちら↓

前回のあらすじ
302部隊は「ナジア03」を目指し移動を続ける中、ひと時の休息の為野営をしていた。
そんな時、マキナの来襲を知らせる伝令が302部隊を駆け巡る。
すぐさま出撃するアドたちだったが、そこには、地表に追放された幼い兄妹、リウ&ユウと巨大なサンドワームマキナが待ち構えるのだった!!
サンドワームマキナの俊敏さに苦戦し、追い詰められるアドのイクスだったが、
またもや少女レーネの声がアドの頭に聞こえると、必殺の「EMPブレード」の一撃でサンドワームマキナを撃破することに成功。
幼い兄妹の救出にも成功し、ようやくひと段落ついたところだったが、今度は突如レーネがリウ&ユウを引き連れ302部隊から離れる事態に
3人の捜索の為、アドとヒュージはその後を追いかけるが、その行く手には謎のスラストファング隊が待ち受け、アドとヒュージを取り囲むのだった!!
レーネは兄妹を連れどこへ向かったのか? そして立ちふさがるスラストファング隊は一体!?
画像は注記のない限り全てhttps://www.yatate.net/より
謎の組織の正体と目的。
画像出典:Pixabayより
謎のスラストファング6体に囲まれ、多勢に無勢なアドとヒュージはどうするべきか考えていたが、
ファングの一味がレーネを鷲掴みにし人質にている状況が分かり、やむ負えず2人は抵抗せず武装を解除、
ミレニアム計画により放置された都市にある円形広場へと連行された。
その間、長い沈黙が辺りを包んだが、やがて謎のスラストファング隊のリーダー機から声が聞こえた。
その声にヒュージは聞き覚えがあった。
↑画像はぺイシス
リーダー機のファングの男の名は「ぺイシス」、ヒュージも参加していた前回の地表降下作戦を指揮した212部隊の総指揮官だったのだ。
しかし、212部隊は前回の作戦でヒュージ達数名を残し全滅し、その中にはぺイシスも含まれていたが、
実は生き残っており、ぺイシスは他の生き残りの部隊をまとめ上げ、あるものを「守護」していたのだった。
棄てられた者たち
画像出典:Pixabayより
ぺイシスたちが守っていたのは「棄民」達だった。
と言うのも、ミレニアム計画発動後、天蓋コロニー、テラテクトリウムから追放された人々が地表には存在し、
彼等は旧文明の遺跡(放置された都市など)で人を襲うマキナにおびえながら日々を暮していたのである。
そんな折、ぺイシスたちも302部隊同様、作戦後、地上との連絡が取れなくなり、見捨てられたことで、
旧文明の遺跡に暮す人々をマキナなどの脅威から護りながら、今日まで地表で生き延びてきたのだった。
そしてぺイシスたちはヒュージ達を見て、「地上から派遣された地表に生き残る人々を抹殺しに来た連中」と認識し、攻撃を仕掛けたと理由を告げるのである。
提案と反撃
ぺイシスの語る衝撃的な経緯にただ唖然とするアドたちだったが、不意にぺイシスの口からアドの兄「イオス」の名が出ると、
アドは思わず声を上げた。
しかし、アドがイオスの弟だと知ると、ぺイシスは怒りにかられ呼吸を乱し、イオスのことを思い出しては興奮するのだった。
そしてしばらくの間、ぺイシスが息を整えてからひと言、「これからも人々を守る為に新しいファングが必要だから寄越せ!!」とヒュージ達に要求、
一方のヒュージは、「地上に一緒に戻ろう」と提案するも、ぺイシスは「我々は地上から見捨てられたのだから無理だ!!」と取り合わず、2人の口論が始まる。
そんな時、突如レーネの言葉がアドの頭に流れ、太陽がテラテクトリウムの裏側に入り、
周囲が暗くなったのを合図に、誰も装備していないイクスがレールガンを発射!! レーネを拘束しているファングの手を貫く!!
続いてイクスはウェポンラックから無数の蔓を地面に突き刺し、辺りに粉塵を舞いあがらせ、暗闇と共にあたりの視界を奪った!!
ヒュージvsぺイシス
この機を逃すまいと、アドはイクス、ヒュージはTYPE04を起動!!
辺りは銃撃戦が行われていた。
すると、ぺイシスのスラストファングが暗闇の中を駆け抜け、ヒュージにブレードを向け飛びかかってきた!!
これを2本のチェーンソーで受け止めるヒュージ!!
すかさずぺイシスはスラストファングの足元のスパイクと、ファングの背中に隠していた「第三の腕」をヒュージに振り下ろす!!
不意を突かれたヒュージだが、とっさにヒュージは2本のチェーンソーを意識的に逆回転にし、ぺイシスのブレードもろとも弾き飛ばした!!
3本の刃は地面に突き刺さり、ヒュージとぺイシスはそのまま殴り合いのデスマッチに突入しようとしたその時、
周囲の暗闇はマキナに囲まれ、やむ追えず一時休戦。
闇の中でその場にいたものは身動きせず、マキナが過ぎ去るのをただ待つことに決めるのだった……。
休戦と欺き
画像出典:Wikimedia Commonsより
そして暗闇が晴れ、再び大地を光が辺りを包み始めた頃、ヒュージ達にダリルからの通信が入った。
ダリルによれば302部隊は数十キロに渡りマキナの大群が包囲しており、迂回ルートを模索してるという事だったが、
ヒュージ、そしてぺイシスから「棄民たちの集落を拠点として、302部隊もそこに合流し、マキナの大群をやり過ごそう」とダリルに提案がなされる。
慎重派のダリルはこの提案に悩むが、傍にいたイリアの説得もあり、マキナの大群をやり過ごす籠城作戦を行うこととしたのだった。
合流。
画像出典:Flickrより
302部隊はぺイシスの一味と合流を果たし、都市遺跡の中の城塞へと入城を行った。
302部隊、ぺイシスにしろ住民たちからはあまり歓迎されていないようだったが、それはさておき今後についてのミーティングが開始された。
そこでは、ヒュージは先のレーネ誘拐、ぺイシスたちとの交戦のこともあり、ぺイシスは信用すべきでないとダリルに告げる。
しかし先ほどの態度とは一変したぺイシスの謝罪、イリアの説得もあり、ヒュージもぺイシスの動向を見張るということでしぶしぶ納得、
アド達はレーネを連れて後方の護衛に就きつつ、非戦闘員がいる集落へと移動することとなった。
見つめる影
荷台にアド達のイクスやファングを乗せ、ぺイシスが運転する6輪キャリアーは移動を開始した。
車内はアド、レーネ、ヒュージ、集落の子どもたちが乗り込み、レーネの「アトラス……」と言うつぶやきにヒュージが動揺したり、
集落の子どもはぺイシスのことが嫌いと言う本音が漏れたりしたが、
外にそのキャリアーを見つめる、4足のファングの様なマキナの様な人型がいることには、誰一人気づくものはいなかった……。
裏切りのぺイシス
しばらくしてキャリアーは集落に到着したが、キャリアーの周囲はファングを装備するぺイシスの部下に囲まれていた!!
為すすべなく、アドとヒュージのファングはぺイシスたちに持っていかれ、2人は日没迫る牢の中に入れられてしまった。
そして無数のマキナの大群は突如、進路を変え、アドたちのいる集落へ地響きを上げ迫るのだった!!
まとめ
・謎の組織を率いているリーダ、ぺイシスは元212部隊の総指揮官で、ミレニアム計画の棄民を守る為、地表で戦っていた!?
・地上の闇、アドの兄イオス、アトラス、4足の人型、この世界の謎はますます深まっていくばかりだ!!
・奪われたファング!!囚われたアドとヒュージ!! 襲い来るマキナの轟音一体2人はどうなってしまうのか!?