ロボットアームで手術
今やロボットで手術を行うことは普及しつつあり、これまで技術的な面で困難であった部分も解消され、医療の発展に繋がっている。
操作を行うロボットアームや、VR(ヴァーチャルリアリティ)を活用した技術などが開発されており、手術自体を縁の下で支えるロボットの進化も進んでいるのだ。
神戸にある、産業ロボット製造メーカーの老舗「川崎重工業」と、検査装置の世界的企業「シスメックス」の共同出資企業「メディカロイド」が、医療用ロボット「ロボティック・ベッド」(仮)を2017年3月に発売するという。
画像出典:Wikimedia Commonsより
↑画像はあくまでイメージである。
このロボットは、手術を側面から支援する装置(おそらく手術台的なベッドそのもの?)で、手術で取り出した患者の臓器を支えたり、(備え付けの機能を使うことで結果的に)
ベットに横になる患者をMRIやCTに自動的に運び、患部撮影のための部位固定などを自動で行うという。
画像出典:Pixabayより
このロボティック・ベッドが導入されることで、手術の際の医師や看護師の負担を減らす効果が期待される。
また共同企業メディカロイドは、2019年には、執刀医の補助をするロボットの販売を行うそうで、手術を正確かつ安全に行える環境作りに貢献していくという。
感想
川崎重工は、トヨタなど大手製造業向けに溶接や組み立てなどを行うロボットを手掛けてきた実績があるそう。
いろんな分野でロボットが用いられているが、精密かつ正確性が求められる医療(手術)での活用が、個人的には最も期待できると思う。
画像出典:Pixabayより
その分、人にしかできない「心のケア」などに人の役割は変化していくのかもしれない。
ロボットと同時進行で(?)、AI(人工知能)の進化も日々続いているが、どちらにおいても「安全性」の確保が重要である。
当たり前かもしれないが、これまでの我々の生活を一新するかもしれない技術故に、信頼ができないものが作られるのは困るのだ。
今では無くてはならない自動車も、一歩間違えば大事故につながることは周知の事実であり、これらにもAIを導入したり、自動運転技術が盛り込まれようとしている。
画像出典:Pixabayより
これまでの自動車などの技術に比べ、インターネット等の通信技術が発達した現代では、その普及速度は爆発的なものであり、世界中に与える影響も大きい。
それ故に、いい加減な出来であれば、いとも簡単に世界中が大混乱となり、SF世界での恐怖が現実のものとなってしまうのだ。
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まとめ
・医療分野でロボットやAI技術が用いられるのはメリットも多く、期待が大きいが、いい加減だと悪影響やリスクも甚大。
・ものづくりに定評のある日本製ならこの分野での活躍は期待できるが、それと同時にこれからの人の役割(日本人の働き方)も考えていかないといけないだろう。