進む「ヴァルキリー」開発計画。
NASAが進める人型ロボット開発計画「ロボノート」により、3番目の新型「ヴァルキリー」(正式名称:R5)が、NASAのジョンソン宇宙センターで設計・開発されたという。
開発当初は、被災地での作業を遂行できるように設計されたが、
現在では、(宇宙での?)資源の採掘や、火星地表での自律的な居住環境の建設、災害救助、
宇宙飛行士との協働などを目的に改良が重ねられているという。
ヴァルキリーのスペック
画像出典:WIRED.jpより
重量は約136kg、身長は約188cm。
2個の「Intel Core i7」が導入され、コンピューター、センサー、そして1.8kWhのバッテリーが搭載されている。
またバッテリーを用いないときには、コンセントからの電気供給で稼動する。
頭部には、Carnegie Robotics社が開発した知覚センサー「Multisense SL」や、
胴体には「ハザードカメラ」、上腕には回転式直列弾性アクチュエーターも4個搭載されている。
※アクチュエーター:入力されたエネルギーを物理的運動に変換する装置で、機械・電気回路を構成する機械要素。
モーターやシリンダーなどに使われている。
前腕部は、1個のロータリーアクチュエーターが「手首」を回転させ、
1対のリニアアクチュエーターが手首のピッチング(左右軸を中心とする回転)とヨーイング(垂直軸を中心とする回転)を制御しているそうだ。
なお「簡略型ヒューマノイド・ハンド」という、親指を含めて4本の指も取りつけられており、
手での作業がメインとなると思われる。
さらに骨盤は、3個の(回転式直列弾性)アクチュエーターが内蔵され、ウエストや脚部の関節の回転制御をしているという。
現在は、障害物との衝突回避動作の実現を目指し、世界各地の大学でヴァルキリーの改良が進められているそうである。
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まとめ
従来、火星は地球に最も類似した惑星と言われ、人類の居住が考えられてきた場所である。
しかし、様々な要素もあり、火星への移住はあまり考えられないのでは?個人的にはと思っていたが、
このヴァルキリーは火星での稼働を検討に置いているそうだから、本格的に宇宙へ人類が移住できる日も近いのかもしれない。
まだまだ、本格的な人類の宇宙進出には時間がかかりそうだが、
人類が宇宙へ進出すれば『機動戦士ガンダム』で登場した「ニュータイプ」と呼ばれる存在が登場することはあり得るかもしれない。
夢や希望の広がる宇宙、壮大なロマンを背負った存在であるヴァルキリー開発計画の今後に期待したい!!