スターウォーズの有名なロボ「R2D2」
スターウォーズに出てくるロボットと言えば「R2-D2」が有名だが、その中には、実際に人が入り演技をしていた。
その演技をこなしていたのが、英国出身の俳優ケニー・ベイカーだった。
画像出典:starwars7.blog.so-net.ne.jpより
↑R2-D2に実際に入る様子。まさかいわゆる「着ぐるみ」だったとは思わずビックリした。
「中の人」なんていないと思っていたから余計に……。
ケニー・ベイカーは、身長が3フィート8インチ(約1メートル12センチ)しかなく、低身長に特徴のある「小人症」だと診断されていた。
「スター・ウォーズ」シリーズには、2005年までの旧3部作、
新3部作の6つの作品に出演しており、2015年の7作目『フォースの覚醒』にもコンサルタントとして参加した。
また、1983年の『エピソード6/ジュダイの帰還』にはパプルー役でも出演していた。
スター・ウォーズには欠かせない彼だが、2016年8月13日、81歳で死去したのだった。
ここではそんなケニー・ベイカーの演じた「R2-D2」について簡単にドラえもんと比較しながら紹介することにする。
R2-D2とはこんなキャラクターだ!!
性能面
画像出典:https://ja.wikipedia.orgより
元々は、ナブー王室専用機の宇宙船や、電子機器のオペレートを行うアストロメク・ドロイド。
高性能な電子頭脳で、宇宙船等の操縦や修理、ソフトウエア航法ナビゲート・機関制御・暗号解読から
大量のデータ処理などまで、とにかくさまざまな機能がありオールラウンドにこなせる。(一家に一台欲しい。)
また環境適応能力も優秀で、宇宙・砂漠や極寒の雪原・水中など、どこでも活躍が可能。
コンパクトなボディだが、装備も非常に豊富で、
電気溶接機やサーキュラーソー等の各種工作機械や標準仕様の汎用通信ソケット等の通信関係のものや、
消火器、自衛用のスタンガン、飛行用ジェットを搭載の高圧力ブースターまである。
これだけいろんなものを搭載していても、まだ余剰スペースがあり、
ドリンクディスペンサーや小型の射出用コンテナ等
(ルーク・スカイウォーカーのためのライトセーバーを入れていた)を持っていたこともある。
⇒ドラえもんも、びっくりな高性能機。4次元ポケットでもついているに違いない。
画像出典:news.walkerplus.comより
↑どう考えても小型のR2D-2に入りきるとは思えない。
こうでもしない限り。
移動は、三本足に装備されているキャタピラで行い、段差の低い階段の上り下りも可能。
宇宙空間でも、脚部を船体に吸着させることで移動することができる。
⇒ 移動の面ではドラえもんの方が勝っていると思う。
足にある反重力機能により地面から3ミリメートル宙に浮けるから移動も早いはず。
画像出典:densetsunavi.comより
足長なドラえもん……。す、素敵だね!!
コミュニケーション能力
R2-D2の動力は電力で定期的な充電が必要。
人間や他のドロイドが喋る言語は理解できるが、自身は電子音での機械語でしか喋ることができない。
機械語で喋るものの、音階を自在に操ることで、ある程度の意思疎通は可能。
また翻訳をする場合には、相棒のC-3POが務める。↓
画像出典:www.medicomtoy.co.jpより
相棒のC-3POはR2-D2(の中の人)がいなくなり、どんな気持ちなのだろうか……。
人間の解する言葉は喋れないが、豊かな表情豊かで、
うれしいときは体をガシャガシャと左右に揺らし、
危機に陥ると悲鳴のような甲高い電子音を発するなど人間らしさも見受けられる。
高度な人工知能があるため、内蔵している消火器の煙で主人らの逃避を助けたり、
内部のオイルを一面に噴出しB2スーパー・バトル・ドロイドらを足止めし、
ジェットエンジンの火炎で焼き払うなどトリッキーな戦い方もできる。
危機的な状況で、主人の生存確率を計算して伝える等デリカシーに欠ける面もある。
⇒ 特に意図はなく、ドラえもんと比べているが、「どこか憎めない」という点ではかなり共通していると思う。
「顔の表情筋」で考えたら、顔芸ともいえるドラえもんには勝てないが、
画像出典:gigazine.netより
愛嬌でいえば、ドラえもんもR2-D2もどちらもあるのだから、比べようがない。
(ドラえもんもかなりおっちょこちょいだし、結構辛辣なことをはっきり言ってる面もチラホラ)
そんなR2-D2はナブー王室の所有物であったが、宇宙船修理の功績とその勇気が認められ、パドメ・アミダラの個人的な所有物となる。
またR2-D2の記憶データは後の物語に大きな影響を及ぼす重要な存在となっていくのである。
大事な存在の有無
それだけでなく、ある出来事から、R2-D2は、C-3POと共に砂漠の惑星タトゥイーンに漂着し、農夫ルーク・スカイウォーカーと出会う。
彼は最も長い年月にわたってR2-D2の友人となった人間で、多くの戦いを乗り越え、次第に親友同士となっていく。
そんなルーク結婚する際には、R2-D2は新郎の付添い人を務めるのであった。
画像出典:ja.starwars.wikia.comより
並んで移る姿は「名コンビ」であり、親友だ。
⇒ もはやドラえもんとのび太の関係である。
ドラえもんも本編ではいなければならない存在だが、
R2-D2も「スター・ウォーズ」で不可欠な存在である。
画像出典:topicks.jpより
どちらの作品も人間とロボットの友情があり、名作である。
固く握り合った手は暴力では離れない・・・!
人、それを・・・『絆』と呼ぶ!
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まとめ
スター・ウォーズのドラえもん(著者がそう思っただけ)であるR2-D2(の中の人)がいなくなってしまったのは
只々、悔やまれるばかりである。
冥福を祈りたい。
しかし、「スター・ウォーズ」はこれからも人々をその世界で楽しませてくれるだろうし、R2-D2も不滅である。