『ロボネタッ!』

『機動戦士ガンダム』シリーズのネタを中心に、いろんな「ロボット」に関する事を紹介するブログ。アニメ、「ス-パーロボット大戦」等のゲーム、マイナーなMS紹介など、個人的に気になることや、おすすめのもの、その感想を「独断と偏見」で書いていきます!!

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「水陸両用コンピュータ」がついに開発された件について

2017/08/11

『機動戦士ガンダム』でも「ズゴック」をはじめとした水陸両用のMSが登場する。

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画像出典:photozou.jpより

当然、MSを稼働させれば熱が発生するため、通常は冷却材等を用いて冷却を行う。

 

しかし水陸両用MSの場合、水中においては冷却材などは使わずに周囲にある海水などの水を冷却に利用する場合がある。

 

と、MSでは水で機体に発生した熱を冷却するのは一般的だが、現実においてMSではなく、その大元となる「コンピュータ」を水で冷却しようという常識ではあり得ない試みが始まったのである。

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水陸改め、水中用コンピュータの開発

国立情報学研究所の鯉渕道紘准教授と藤原一毅特任准教授により、「熱を発するコンピューターをそのまま水に沈め、冷ます」という常識を覆す研究が進められてきたのである。

 

電気を通さない「絶縁性」や水を弾く性質の液体状のエポキシ樹脂、アルミの箱+防水剤、新型防水スプレーなどを試すも失敗が続き、研究期間およそ3年が過ぎた。

 

そんなとき、遂にエポキシ樹脂と同じく絶縁性や水を弾く性質のある「パリレン樹脂=パラキシリレン樹脂」を気体にして素材に貼り付けることで、防水が可能であることが分かったのである。

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画像出典:http://www3.nhk.or.jp/より

この発見に加え、コンピューターの基板をまるごとコーティングする特殊技術「真空蒸着」により、ついに水道水の入った水槽のなかで、コンピュータは3ヶ月もの間、稼働し続けたのである。

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次のステージへ

真水(水道水)中での稼働に成功した後、更に条件が過酷な「海中」でもPCが稼働するかどうかの耐久力テストが行われた。

 

その結果、2台のコンピュータの内、1台は1ヶ月経っても海中での動作が確認できたという。

 

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画像出典:http://www3.nhk.or.jp/より

ちなみに海から引き上げると、表面には貝や海草などが付着し、基板があるケースには、大きなカニも住み着いていたそう。

 

また途中で止まった1台は、貝がコーティングを食い破り、その結果浸水した可能性などが考えられるという。

 

海中で1ヶ月持つだけでも十分すごいが、海洋生物等の妨害なく浸水さえしなければどこまで持ったかが気になる所である。

 

これからについて

将来的には、この水中専用コンピュータは川や海で2年ほど稼働できる段階を目指しているという。

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画像出典:http://www3.nhk.or.jp/より

↑また、養殖棚のように、コンピューターの基板をまとめて海に設置したり、その上に波力発電や潮力発電の施設を設けることで、電力供給や、海でデータセンターを作ることも構想しているそうである。

 

まだまだ課題は多いと思われるが、案外実用化は近いのかもしれない。

 

まとめ

・常識を覆す「水中」冷却コンピュータ。「パリレン樹脂」コーティングで真水中でも3ヶ月も稼働できる。

・より過酷な海中でも、浸水さえしなければ1ヶ月は稼働させられる。

・将来的には年単位で水の中でも稼働できるようになるかも。

・コンピュータだけでなく、スマホや家電製品、実物大水陸両用MSなど様々な分野に応用可能なすごい技術、今後の研究に期待したい。

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